●負の性格
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人間には、「表の性格」と、「裏の性格」
がある。
おおげさに言えば、二重人格性という
ことになるが、人格障害とはちがう。
表の性格はつねに、裏の性格に操ら
れる。たいていは、負の方向に、その
人をひっぱるから、私は勝手に、「負の
性格」と呼んでいる。
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「負の性格」という言葉は、私が考えた。
その人がもつ、好ま . . . 本文を読む
●赤ちゃんがえりのあとに……
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子どもの赤ちゃんがえりを、
決して軽くみてはいけない。
嫉妬という、原罪的な問題
にからむだけに、一度こじ
らせると、あとがやっかい。
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下の子どもが生まれると、上の子どもが、赤ちゃんがえりを起こすことは、よくある。それはそれだが、そのとき、上の子どもが、下の子どもに、執拗な攻撃性を示すことがある。
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【一事が万事論】
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人間の脳みそは、それほど器用に
はできていない。
ひとつの場面では誠実で、別の場面
ではそうでない……というようなことは
本来、ありえない。
ひとつの場面で不誠実な人は、あらゆる
場面で、不誠実と考えてよい。
これを私は、勝手に、『一事が万事論』
と呼んでいる。
3年前に書いた原稿を、手直してして、
ここに添付します。
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●不登校児・DATA
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小中学校の不登校児が、5年ぶりに
増加した。
その数、12万6764人(06年)。
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文部科学省の学校基本調査速報による。
今年(07年)5月1日現在で、全国の国公私立小中学校を対象に調査。不登校は前年度より3.7%(4477人)増え、小学生は同4.9%増の2万3824人、中学生が同3.4%増の10万294 . . . 本文を読む
●ちょっと、待ったア!
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給食のおかずの注文数を、
学校の先生が、まちがえた。
うなぎのかば焼きか、トンカツか、と。
その注文数をまちがえた。
が、希望に反して、7人の子どもが、うなぎの
かば焼き(うなぎのかば焼きだぞ!)
を食べることになった。
そこでその先生は、おわびのつもりも
かねて、まちがえて注文を出してしまった
子どもに、ポケットマネーから、100 . . . 本文を読む
●ある弁護士の屁理屈
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栃木県S市の保険金目的の殺人事件で
逮捕された男性が自殺した。
それについて、担当のM弁護士は、その可能性を
事前に、被疑者から知らされていたという。
遺書の隠し場所も知らされていたという。
しかしM弁護士は、それを誰にも言わなかった。
結果、その被疑者は、自殺してしまった。
弁護士が接見を終えたのは、当日の午後
8時前。被疑者が自殺 . . . 本文を読む
【思考と情報】
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思考と情報が別のものであると知るだけでも、
あなたは(考えること)がどういうことか、
わかるはず。
情報が多くもっているからといって、その人が
考える人ということにはならない。
それがわからなければ、電車の中で、ペラペラ
と話しつづける女性の話に、(男性の話でもよいが)、
耳を傾けてみることだ。
彼らは脳みその表層部に飛来する信号を、
音 . . . 本文を読む
●受験戦争から脱落する子どもたち
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ほんの8、9年前まで、この浜松は
無風地帯だった。
しかし市内に、公立の中高一慣校が
できたとたん、様子が、一変した。
まず、それまであった私立高校が、
息を吹き返した。
それまでは、私立高校といえば、
公立高校の受験に失敗した
子どもたちの受け皿として機能して
いた。
女子専門の私立の中高一貫校は
あるにはあったが、影は . . . 本文を読む
●ダジャレ文化
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まず、ダジャレと思考を区別しよう。
この日本では、ダジャレが、花盛り。
そのダジャレをもって、思考と、
みな、誤解している。
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「はやし・ひろしが、パーになった。ぱやし・ひろし」
「はやし・ひろしが、貧乏になった。はやし・せまし」
「はやし・ひろしが、かけっこで、ビリになった。おそし・ひろし」と。
こう . . . 本文を読む
●いじめ、一考
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世間で言われているほど、いじめの
構造は、単純ではない。
世間では、いじめられる側を、絶対的な「善」、
いじめる側を、絶対的な「悪」と
とらえる傾向が強い。
たしかにいじめは、深刻な問題である。
いじめられる側は、そのつど、大きく、
心が傷つけられる。
いじめはなくさねばならない。
それはそれとして、だからといって、
「善」と「悪」の間 . . . 本文を読む
●ニヒリズムの原点
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昨夜遅く、いつもの通りを歩いて
帰ると、そこに、いつものホームレス
の男性が、道路わきで、三角座りで
座っていた。
見ると全身(露出した腕、脚)に、5円玉
大の斑点が現れていた。
斑点の色は、血が死んだように
黒かった。
私は、心底、ゾーッとした。本当に、
ゾーッとした。
私は子どものころから、斑点模様を
見ただけで、鳥肌が立つ。色の淡い . . . 本文を読む
【今朝・あれこれ】
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精神的なストレスが慢性的に
つづくと、それが原因となって、
脳の機能に変調をきたすことが
ある。
わかりやすい例に、子どもの夜尿症
がある。
夜尿症についても、最近では、
(と言っても、もう10年近くも
前からのことだが……)、大脳生理学
の分野で説明されるようになって
いる。
脳みそというのは、睡眠中は、尿の
生産を停止する。睡眠のさま . . . 本文を読む
【キレる子ども】(再録)
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夏場になると、キレる子どもが
多くなる。
暑いせいか?
しかしそれだけとは言えない。
以前書いた原稿を、手なおして
して、ここに掲載する。
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●暴れまわる子ども(キレる子ども)
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アメリカのBLOGサイトに、こんな
相談があった。
預かっている子どもについての相談 . . . 本文を読む
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●子どもの過剰行動性について
子どもの突発的な過剰行動性、いわゆるキレる子どもについては、いろいろな分野から考察が繰りかえされている。
大脳の微細障害説、環境ホルモン説、食生活説など。それらについて、数年前に書いた原稿を、ここに添付する。
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【子どもがキレるとき】
●ふえるキレる子ども
2000年、全国 . . . 本文を読む
●過剰行動性のある子ども
もう20年以上も前だが、アメリカで「過剰行動性のある子ども」(ヒュー・パワーズ・小児栄養
学)が、話題になったことがある。ささいなことがきっかけで、突発的に過剰な行動に出るタイプ
の子どもである。日本では、このタイプの子どもはほとんど話題にならなかったが、中学生によ
るナイフの殺傷事件が続いたとき、その原因の一つとして、マスコミでこの過剰行動性が取り
あげられたこ . . . 本文を読む