最前線の育児論byはやし浩司(Biglobe-Blog)

最前線で活躍するお父さん、お母さんのためのBLOG
http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/

●嫌韓感情

2007-12-02 10:18:14 | Weblog
●嫌韓感情

++++++++++++++

この原稿がマガジンに載るころには、
韓国の大統領選挙の結果も、出ている
ことと思う。

そのつどハプニング的な国民感情に動か
されて、金大中政権、それにつづく
N政権が誕生した。ともに支持率は、
任期中、10~20%に前後にすぎな
かった。

これら大統領がもっている反日感情には、
一理ないわけではない。しかし行きすぎた
反日感情は、同時に、日本人の嫌韓感情
を生み出す基礎となる。

サッカーの試合にたとえてみるとよい。
スポーツはスポーツ。勝ち負けは別として、
ともに真剣に闘うという範囲では、終わった
あと、たがいに親睦を深めることもできる。

しかしもし相手が、一方的に憎しみというか、
敵意をむき出しにしてきたら、どうだろうか。

スポーツがスポーツでなくなってしまう。
勝っても負けても、後味の悪いものに
なってしまう。

今までの日韓関係を総合評価すれば、その
後味の悪さだけが、残る。かつて福沢諭吉は、
こう言った。

「我は心に於て、亜細亜東方の悪友と謝絶
するものなり」(脱亜論)と。亜細亜(アジア)
東方の国というのは、現在の韓国とK国のこと
をさす。

福沢諭吉のようなリベラリストですら、
そう結論づけている。なぜか? 

韓国人にしてみれば、日本ごときが、
アジアでナンバー・ワンであることが、
気に入らないのだ。わかりやすく言えば、
逆差別意識。つまりそれがあるかぎり、
日韓関係は、好転しない。

しかしこれは日本人の問題というよりは、
韓国人の問題である。そのつど教科書問題
を取りあげ、従軍慰安婦問題を取りあげる
のは、(それ自体、日本側も反省すべき点は
多いが)、こうした逆差別意識があるからに
ほかならない。

「日本ごときの国に、(植民地という形で)、
蹂躙(じゅうりん)された」
「独立を、自分たちの手でなしえなかった」
(M氏談)と。

その不完全燃焼感が、現在の韓国の反日
感情の原点にある。言いかえると、それが
なくならないかぎり、日韓関係が好転する
ということは、ありえない。

仮にハンナラ党政権が誕生しても、この
事情は、変わらないだろう。

+++++++++++++++

 かつては、私も、韓国大好き人間だった。UNESCOの交換学生として、韓国に渡ったこともある。

 その私が、韓国を嫌いだしたのは、日本のバブル経済が崩壊したころからである。当時の韓国の新聞各紙は、「日本は、これでおしまい」「韓国の時代がやってきた」と、連日、小躍りして、それを喜んでいた。

 金大中政権になってからは、毎朝、(毎朝だぞ!)、日本攻略のための閣議がもたれたという。よく知られた話である。そして少しでも弱体化した日本企業を見つけると、買収、合併、提携という形で、韓国内へ取り込んでいった。そのためのお金が、政府によって、惜しみなく注ぎ込まれた。

 こうして、造船、鉄鋼、自動車、電子、液晶の各産業が、つぎつぎと韓国へ移植されていった。彼らには、「共同」とか、「共存」という理念はない。たとえばつぎの記事を読んでみてほしい。

 少し前、米韓FTA交渉が妥結した。(あまりにも不公平な妥結内容なため、現在、アメリカ議会では、批准をペンディングしている状態。)それについても、こう報道している。

「●米韓FTA妥結:「米国製日本車」が韓国襲来か(朝鮮N報)

 韓米自由貿易協定(FTA)が締結されたことで、米国で生産された自動車が韓国国内に輸入される場合、関税(8%)対象から除かれるため、米国製の日本車までもが安く輸入されるようになる見通しだ」(07年8月)と。

 自分たちは、世界中に、無関税で自動車を輸出しておきながら、外国からの輸入には、高い関税をかける。自国の産業保護のためである。それはわかる。が、しかし内容が、すさまじい。

 「アメリカ製の日本車が、襲来する」と。「襲来」という言葉を平気で使う。どうして米韓FTA交渉の話の中に、「日本車の襲来」という言葉が出てくるのか?

 これを私は、「行きすぎた反日感情」と呼んでいる。

 「隣国だから、仲よくしたい」という気持ちは、私にもある。しかし彼らの鉄のように固まってしまった心を溶かすのは、容易なことではない。それは何も、日本の統治時代から始まっているわけではない。福沢諭吉、さらには、驚くなかれ、秀吉の時代から始まっている。

 国際政治は、どこまでも現実的でなければならない。はっきり言えば、「仲よくしましょう」とのんきなことを言っている間に、それこそ日本は、「太平洋の海溝の向こうに」たたき落とされてしまう。時代のテンポと、政治のテンポはちがう。さらに経済のテンポとなると、もっと速い。

 日本にはその気はなくても、向こうは、ちがう。その(ちがい)を忘れて、日韓関係を論じても、意味はない。だから2008年も、私は、こう叫びつづける。

 がんばれ、日本! 負けるな、日本!、と。

 さて2008年、私の嫌韓感情が、少しでもやわらげばと、願っている。


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。