ホップ・ステップ・子育てジャンプbyはやし浩司(421)
(2) 思考するとき、すぐループ状態(思考が堂々巡りする)になるタイプ
何かの事件がいくつか同時に起きて、頭の中がパニック状態になって、何から手をつけてよいかわからなくなることがある。実家から電話がかかってきて、親が倒れた。そこでその支度(したく)をしていると、今度は学校から電話がかかってきて、子どもが鉄棒から落ちてけがをした。さらにそ . . . 本文を読む
ホップ・ステップ・子育てジャンプbyはやし浩司(427)
●学習内容の三割削減
学習内容の三割削減が始まった(二〇〇二年春)。具体的には、たとえば小学六年生の算数では、今までは(1)分数の掛け算、割り算をしていたのが、分数の足し算、引き算になった。(2)円すいや角すいなどの立体の体積の計算をしていたのが、立方体や直方体の体積になった。
教える側の実感としても、ガクンと楽になった。三割という . . . 本文を読む
●親の思い込み
「残り勉強」というのがある。たとえば勉強がじゅうぶん消化できなかった子どもを、放課後残して、勉強させるのが、それ。教師はその残り勉強を、子どものためと思ってするかもしれない。が、子ども自身は、そうは思わない。バツととらえる。だから教師が子どもを残り勉強させればさせるほど、やり方をまちがえると、かえって子どもをマイナス方向に追いやってしまう。
こういうのを意識のズレという。家 . . . 本文を読む
ホップ・ステップ・子育てジャンプbyはやし浩司(435)
●子どもたちへ
すねたり
いじけたり
つっぱったりしないでさ、
自分の心に静かに
耳を傾けてみようよ
そしてね、
その心にすなおに
したがってみようよ
つまらないよ
自分の心をごまかしてもね
そんなことをすればね
自分をキズつけ
相手をキズつけ
みんなをキズつけるだけ
むずかしいことではないよ
今、何をしたいか、
どうしたいか、
そ . . . 本文を読む
ホップ・ステップ・子育てジャンプbyはやし浩司(439)
●子どもに善と悪を教えるとき
社会に四割の善があり、四割の悪があるなら、子どもの世界にも、四割の善があり、四割の悪がある。子どもの世界は、まさにおとなの世界の縮図。おとなの世界をなおさないで、子どもの世界だけをよくしようとしても、無理。子どもがはじめて読んだカタカナが、「ホテル」であったり、「ソープ」であったりする(「クレヨンしんちゃん . . . 本文を読む
ホップ・ステップ・子育てジャンプbyはやし浩司(443)
●頭のよい子
五〇人に一人とか、それ以上の中に一人という、頭のよい子どもが、いる。よく「能力は平等だ」という人がいるが、こと知的能力についていえば、平等ではない。専門的に言えば、「脳の神経シナプスは、非同時的に発達する」※という。この「非同時性」が、子どもの「差」となって表れる。
で、その頭のよい子どもの特徴としては、(1)目つき . . . 本文を読む
ホップ・ステップ・子育てジャンプbyはやし浩司(447)
●保守的な人々
「日本軍が満州を侵略し、満州兵の抵抗を受けた」というようなことを、原稿に書いたときのこと。その雑誌の編集者が電話をかけてきて、こう言った。「はやしさん、日本軍は満州なんか、侵略していませんよ」と。驚いて、「どうしてですか」と聞くと、その編集者はこう言った。「第一、当時、満州にはだれも住んでいなかった。無人の荒野だった。 . . . 本文を読む
ホップ・ステップ・子育てジャンプbyはやし浩司(445)
●母親が育児ノイローゼになるとき
それはささいな事故で始まった。まず、バスを乗り過ごしてしまった。保育園へ上の子ども(四歳児)を連れていくとちゅうのできごとだった。次に風呂にお湯を入れていたときのことだった。気がついてみると、バスタブから湯がザーザーとあふれていた。しかも熱湯。すんでのところで、下の子ども(二歳児)が、大やけ . . . 本文を読む