裏物シリーズ（アラジンⅡ）

朝一のアラジンⅡに座って緊張の１Ｇ目。左リールに蛍光色の７を目押ししてからが一番の勝負所！、適当におした中リールに猛烈なスベリが発生します！！！。”ズルッ”という音はしませんがそんな擬音がぴったりの強烈なスベリ。この時点でニヤけ顔ですよｗ。周りの台のモーニング状況を確認し、タバコを取り出して一ふかし。そんじゃあ揃えますかね。っと右リールを目押ししますと同時テンパイしていたラクダさんが「こんにちは」。。。
どうみてもただのシングルボーナスです、ありがとうございましたm(__)m。

２号機の初代アラジンが単チェリーと集中役で爆発的な人気を誇ってましたが、２代目のアラジンⅡは強烈なスベリと猛烈な連チャン性で大人気でした。
裏物の内容は組み合わせ５４００段階にものぼるといわれた貯金式でした。
詳細はボーナス当選設定・貯金設定・貯金放出設定の３つを自在に組み合わせることで幾重にも異なったゲーム性を再現していたそうなのですが、普通のお店は野良猫や７爆弾と同じ使い方をしていた店がほとんどでした。
ただ野良猫などよりあくどい進化もしてまして、タイマー設定や朝一の○連チャンとしった仕込み機能も持っていたそうです。ただ私が思うに裏の注射は一種類では無く、何種類もあったみたいで集中役が一切カットされていたり連チャンがビッグのみのタイプだったりした店も存在してました。

ちなみにこいつ直系の弟である初代ミスターマジックもほぼ同内容の裏物でした（ノーマルだとアラⅡは集中主体、ミスマジはボーナス連打主体という触れ込みでした）。
直系では無いですがタイヨーから発売されたトライアンフという台もこの腐れ５４００段階設定を打ち込めたそうです。実は私このトライアンフが大の好物でした。何故かというとリーチ目がバニー様と同じ「ズレ目」だったからです。筐体はレバーの代わりにボタンを採用していたので打ち辛らさで覚えている人も多いのではないでしょうか？

話が逸れました。とにかくこのアラジンⅡは貯金方裏物の総決算という感じで暴れまわっていました。当時はモーニングという朝一ボーナスの店側の仕込みがあったのでそれを取るために何度学校サボッたか・・・。
また店によっては客寄せで終日ボーナスを吐き出し続けるお宝台を設置したりして「○万枚出た！」なんてのも聞いたことありました。思えばパチスロが万枚を出し始めたのはこの頃が最初だったのではないでしょうか？。
まあこいつらは店側が何でも出来る裏物ということで「アラⅡ・ミスマジはインチキ臭い」というレッテルを仲間内では持ってたものでした。

して、こいつの思い出ですが、裏物のお話でも良いのですが意表をついてノーマルの思い出を。
新宿南口に最後までノーマルのコイツを置いていた緑豆という有名なお店がありました。もう１２年以上昔のある日、遠征してこの店でアラⅡを打ちましたがこの当時でさえ既にレトロ機種として扱われていたので台にはかなり傷みがありました。幸運なことにこの日は高設定をツモったらしく両ボーナスはもとよりアラチャンにも恵まれました。
ただ、打っていて微妙に気になることがありました。それというのは１ビッグで得られる枚数が周りの台より多いのです（当時の台は１ビッグ３６０枚前後が普通、こいつに限っては５００枚前後出ているようでした）。
試しに通常のシングルボーナスのｊａｃゲームで枚数を確かめる群裏好さん。
普通だと１４枚の払い出しなのでが、１８枚～２２枚程度の払い出しがありますｗ。この後もボーナスやアラチャンの引きは健在であっという間に６箱獲得！。店員さんのコイン補給も急ピッチｗｗｗ。
単純にホッパーが壊れていたのか、ゴト師が仕込んだのか分かりませんがクレジットを満タンにした状態で打つだけでコインが減らないなんて夢の台を打ったのはこれが最初で最後でした。
（実は途中で怖くなって逃げるように退店したというビビリの群裏好なのでした）

一風変わった裏物？の体験ですが、今は時効ということで勘弁してください。
昔・昔・の思い出でした。