想い出の時を刻む

趣味を楽しみながら、今日の思いや出来事を綴り、想い出として残していく日記

旅先での出来事4

2015年09月09日 | 旅行

 ホテルでの出来事/二度のショック!

 

 忘れていたことがひとつあったので追加でお伝えいたします。旅先での出来事3でバスが故障をしてしまって大変な思いをしたことを書きましたが、その日はまた、ホテルについても不運が続き、二度もショックを受ける羽目になってしまいました。

 

 バスの故障で私たち一行が1時間半も遅れて、ようやくホテルに辿り着いた時の事です。私が急いでバスを降り、持ってきた荷物をホテルの玄関まで運び、昼間かいた汗を拭きたくて、トランクからタオルを出そうと座わったとたん、ビリビリと音をたてて履いていたズボンが太ももの内側から一挙に裂けてしまったのです。

 あっ!と思って、慌ててズボンの裂けた部分を見ると、そこから太ももやパンツまで丸見えの状態になっていました。

 

 幸い仲間たちは、それぞれが荷物の確認で忙しく、私のことに気付いた人は、あまりいませんでしたが、それでも私は恥ずかしくてたまらず、直ぐに代わりのズボンをトランクから探し出し、近くに開いていた喫茶店に一目散に飛び込み、トイレのなかで着替えを済ませ、ようやくひと息をつくことが出来たのです。

 

 本当にこの時、私は冷や汗を沢山かいてしまいました。 

 

 こんなショッキングな事があったその直後に今度はホテルの職員の一言でまた、私はまたショックを受けてしまったのです。

 

 それは、ズボンの事が気になり自分の部屋に入るなり、直ぐにホテルの従業員をよんで、先ほど裂けてしまったズボンを修理できるか聞いてみた時です。そのホテルの女性従業員は私の問いに直ぐに「大丈夫ですよ」と答えてくれたので、私は安堵して「では修理代はいくらぐらいかかりますか」と尋ねると、彼女は少し待ってくださいと言って、何処かへ電話をかけました。

 

 すると、彼女は私がいる前で、電話の受話器を持ち、いきなり「もしもし、今日お泊りのお爺さんがズボンが裂けてしまい、修理を依頼してるのですが値段がいくらくらいか聞いてますが?」と言ったのです。

 

 私はその言葉を聞いた途端、ビックリしたと同時にガクッとしてしまいました。それは彼女が私を「お客さん」と呼ばず「お爺さん」と呼んだからです。私は彼女が言葉の使い方を間違ったことは、全く気にはならなかったけど、これまで若い女性に面と向かって「お爺さん」と言われた経験がなかったので、本当にショックでした。

 

 勿論、私は4人の孫がいるお爺さんで間違いないですが、私はまだ60半ばだから、まだ身も心も、若いつもりでいたので、若い女性から「お爺さん」と呼ばれた瞬間、私は「あ~自分はもう誰が見てもお爺さんにしか見えなくなってしまったんだ~」と思われて、急に寂しさが込み上げてきた。

 これまで、欲目だが自分は何時までも若と思い続けていただけに、まさか今日、若い人から現実の世界へと引き込まされるとは、思いもよらなかっただけに本当に大きなショックを受けました。

 

 この日一日の出来事もそうだが、この度の旅行、ハプニングにトラブル、それにショッキングな出来事の連続であったが、そんな事があったお蔭でこの度の旅行は私にとって一生忘れられない旅行となったことは間違いないだろうと思う。

 


1 コメント

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Unknown (Unknown)
2015-09-09 22:03:25
失礼ですが笑えました。笑ってしまいました。60半ばまだ若いです!
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