想い出の時を刻む

趣味を楽しみながら、今日の思いや出来事を綴り、想い出として残していく日記

身近な存在

2016年06月27日 | 野鳥観察

 セキレイはスズメの次に私たち人間にとって身近な野鳥ではないかと思います。それはセキレイが街中のどこへ行ってもよく見かけ、人にも慣れた野鳥だからであります。

 それだけに、私はセキレイがあまりにも身近すぎて正直、殆ど興味を持って観察をしたことがありません。

 そんな存在のセキレイでしたが昨日、私はそのセキレイの姿を写真に収めることになったのです。

 それは私が、溜池付近で野鳥観察をしている時でした。水鳥を探して水辺を見回している私の目の前に突然、独り立ちしたばかりの若いセキレイが、まるで「私の写真を撮ってください。」と言いたげに現れたのです・・・

 普段ならそのまま無視をしてしまうのですが、昨日は何故かこのセキレイが、あまりにも長く私の目に前をウロチョロするので、つい根負けしてしまい、パチリと写真を撮らされてしまったのです・・・。

 そんな事で撮らされた写真ですが、家に帰り撮り終えたセキレイの写真を見ていると、何気なく感じるものがあったのです。

 それは若いセキレイの魅力を改めて感じながら、身近な存在だけど殆ど無関心であったセキレイのことを考えながら、いったい身近な存在とはなんなのかな~と頭に浮かんだのです。

 そして反省を込めて、身近な存在とは、いつもそこに居て、親しみのある、ありがたい存在でありながら、それが当たり前になってしまい、いつの間にか無関心になってしっているの存在ではないかと思ったのです。そのため人は知らないうちに一番身近な人たちの良さや、魅力に気づかないまま、見過ごしてしまっているのではないかと気づかされたのです。

 小さな野鳥の存在をもって、こんな話をするのも大袈裟なように思われますが、セキレイの写真を撮った昨日の小さな出来事を通して、私は自分の周りにいる一番身近な存在の妻や家族、親戚たち、そして親友たちのことを改めて思い直し、それぞれの存在のありがたさや魅力を知り、みんなを大切にしていかなくてはならないことに気づかされたような思いになりました。

 


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