我家に毎日訪ねてくる可愛い訪問者がいます。それは全身緑色の羽根で覆われ、目の周りに白い輪があるメジロちゃんです。
昨年から冬になると尋ねて来、温かい春になると何処かへ去っていきます。メジロは古い世代の方なら一度は飼った経験をおもちの可愛い野鳥であります。
私もそんな経験者なので、メジロはすごく親しみを感じる野鳥なのです。そのため、この可愛い訪問者を見るとじっとしておれず、つい餌をあげたい衝動に駆られ、この嬉しい訪問者のため、リンゴのすり身に蜂蜜を少し混ぜたものを餌としてあげています。
この可愛い訪問者は毎日、朝から夕方まで何度も飛んで来ては、またどこかへ飛んでいきます。
そんな姿を遠くから眺めるのが最近私の楽しみです。ところが、一つ困ったことが起きているのです。それはメジロちゃんのエサを狙ってヒヨドリがやって来ては餌を横取りするのです。
そのためメジロの何倍も大きいヒヨドリが来るたびに恐れをなして、すぐに逃げてしまうのです。そこで仕方なくメジロのエサがある、台の上に籠のようなものをかぶせ、エサの横取りをふせぐようにしました。(愛鳥家としてはこんな差別は少々心苦しいのですが…)
結果、今ではヒヨドリに邪魔されることなく安心してエサを食べています。そして、暖かくなってきた最近では、春の到来を喜ぶかのように青い葉に覆われた近くの木に止まり可愛い鳴き声で囀り、私の心を和ませてくれています。