写真歳時記≪まさとしの一日一首≫――写真と短歌で綴るコラボ作品

きょうも生きた、泳いだ、自転車漕いだ。
その一日を、フォト短歌に仕立てる。
写真歳時記≪まさとしの一日一首≫。

"シャン・ゴリラ"ホテル――王朝風中庭回廊

2016-05-31 07:14:30 | 日記
王朝風中庭ゆっくり一周す 北京の喧騒しばし忘るる
(在香格里拉飯店、北京)         まさとし

"シャン・ゴリラ"という名前はあまりよくないが(笑)、
ホテル自体はなかなか瀟洒である。

豪華な朝食を摂ったあと、腹ごなしに中庭回廊を
ゆっくり歩いてみた。王朝風の雰囲気がある。

一周すると、ほぼ500mはある。タンクトップの
姐ちゃんが、回廊を2周、jogging していた。

中庭は芝生で広いので、週末には結婚披露宴が
行われる。

シャングリ・ラ、ゆっくり読めば”シャン・ゴリラ”!

2016-05-30 07:34:35 | 日記
シャングリ・ラ、ゆっくり読めば”シャン・ゴリラ” 北京の西の瀟洒なホテル
(在北京香格里拉飯店前面、北京市海淀区紫竹院路)         まさとし

"Shangri-La"は、イギリスの作家が書いた小説の中の架空の地名。

桃源郷だとして、中国人が勝手に雲南省のある土地をそれに当て嵌め、
元の地名を捨てて、「香格里拉」としてしまった。

いかにも中国人らしいなあ……。

外国語を音訳して、適当な漢字を当てるのは、中国人は昔から得意だった。
なんせ、カタカナなんて没有! すべて漢字だけで表現するお国なんだから、
"Shangri-La"に、香格里拉を当てた。

香はshang、格はge、里はli、拉はlaと読む。
格は単独で読めば「グォ」だが、4字語の中では軽声となって、弱く短く「グ」。

だから、シャングリ・ラも、ゆっくり読めば”シャン・ゴリラ”となる(笑)。
この”シャン・ゴリラ”ホテル、なかなか瀟洒でした。25mプールまであった。

前門大街、ちんちん電車がゆく

2016-05-29 07:39:40 | 日記
北京五輪きれいにされて前門の 大街をゆくちんちん電車
(在前門大街上、北京)           まさとし

2007年、北京オリンピックの前年は、電車は置かれたままで、
全く動いていなかった。前門大街も昔のままだった。

オリンピックを機に、前門大街がすっかりきれいにされた。
軌道も整備され、ちんちん電車も運行するようになった。

電車の向こうに見えているのが前門。
その向こう(北側)に、天安門広場がある。

この前門大街をちょっと100mほど南に下り、西に入ると、
大柵欄(Dazhalan)がある。私はここで「漢英詞典」と
茉莉花茶(jasmine tea)250gを4箱買った。

free time が20分しかなかったので、買い物はここまで。

もし時間があれば、大柵欄商店街をずんずん西へゆき、
煙市街通りを渡って、さらに西にゆくと、胡同の先に
瑠璃廠(liuli chang)がある。

瑠璃廠は、文房四宝(筆・硯・紙・墨)のメッカだ。
ここで自分の印章を彫ってもらえる。

昔なつかしい”ちんどん屋”

2016-05-28 07:57:25 | 日記
銅鑼鳴らし太鼓叩いてちんどん屋 開店祝いか行列しゆく
(在首都博物館、北京)            まさとし

博物館の最上階に、”老北京”の風物詩を物語るジオラマ
があった。

いまでは”ちんどん屋”も、すっかり死語になってしまった。

でもかつては、こうやって賑やかに通りを練り歩きながら、
開店祝いなどをしていたものだ。

なお、先頭に見える幟の「開道」は、道の「先導」という
意味で、横綱土俵入りの「露払い」のような役割をする。

老北京的風物詩之一

2016-05-27 06:19:11 | 日記
胡同(フートン)で鳩笛を吹くお年寄り かつての北京かくもありなん
(在首都博物館、北京)                 まさとし

やわらかな、どこかペーソスを含んだ笛の音色が聞こえてきそうですね。
いまもどこかの胡同を歩いていけば、あるいは聴けるかもしれない……。