写真歳時記≪まさとしの一日一首≫――写真と短歌で綴るコラボ作品

きょうも生きた、泳いだ、自転車漕いだ。
その一日を、フォト短歌に仕立てる。
写真歳時記≪まさとしの一日一首≫。

こういうイコンなら、お土産にしてもいいなあ

2016-05-06 07:23:30 | 日記
パトモス島聖ヨハネの導きか 皮に描かれしイコンに惹かる
(in Patmos, Greece)             まさとし

このイコン(聖画)は、聖ヨハネ修道院のすぐ下にある土産物屋
の壁に掛けられていた。だから、土産用の売り物である。

修道院や教会の中に昔から伝えられてきたイコンではないが、
各地でさまざまなイコンを数多く視てきた私の印象からいえば、
「悪くない」出来栄えである。きちんと描かれている

教会の奥深く大切に残されてきたイコンも、元はといえば、
個人が家で拝んできたものを、死後寄贈したものだってある
だろう。

そう考えれば、たとえ土産物屋に売られているイコンであっても、
個人がその図柄を気に入り、信仰の対象にしていいと思えば、
その人にとってはかけがえのないイコン:聖画になり得る。

ちなみに、皆さんのデジタル機器の画面にあるアイコンも、
イコンと同じ語源:icon です。像・画像という意味です。