写真歳時記≪まさとしの一日一首≫――写真と短歌で綴るコラボ作品

きょうも生きた、泳いだ、自転車漕いだ。
その一日を、フォト短歌に仕立てる。
写真歳時記≪まさとしの一日一首≫。

ああ、”まほろば”の国日本に帰ってきた!

2015-09-23 07:25:18 | 日記
巡礼の道をたどりし旅終えて ああまほろばの国に還り来ぬ
(on board of Turkish Airlines to Japan)   まさとし

7月2日以来、3カ月近くにわたってご紹介してきた
「フランス・スペイン巡礼の旅」を、ひとまず終わります。

今回、フランスの Lourdes からスペインの Santiago de
Compostela まで、海の巡礼道からフランス人の道に合流。

ピレネー山脈麓のハイキングでは、いろいろな花たちに
出会うことができました。

また、Tour de France の開幕直前、ピレネー越え最大の
難所ツルマレ峠も、(バスで)越えてきました。

15歳少年から年老いた人たちまで、数多くの巡礼者の姿を
目の当たりにして、とても感銘を受けました。

皆さんもぜひ、機会を見つけて「フランス・スペイン巡礼の旅」
に出かけてみてください。かならず、得られるものがあります。

――次の up は、10月1日になります。
それまでの間、このブログの back numbers や、フェイスブック
https://www.facebook.com/masatoshi.fujioka.1
をご覧ください。

再見

さあ、巡礼事務所で証明書(compostela)をもらおう!

2015-09-21 06:38:00 | 日記
杖ついて背にはヒョウタン帆立貝 さあ巡礼の証明書得ん
(in Santiago de Compostela, Spain)     まさとし

彼女の向かう左手に、巡礼事務所がある。

ここで巡礼手帳を見せて、たしかに直前100km以上を
歩いてきたことを、各所で捺してもらってきたスタンプに
よって、証明することができる。

午前中に巡礼証明書(compostela)を受け取った人は、
午後、大聖堂でひとりずつ、名前が読み上げられる。

その人にとっては、すごい感激でしょうね。
(ああ、ここまで歩いてきてよかった。途中でやめないで
よかったなあ……)と。

なお"compostela"とは、「星降る野」という意味。

かつて夜空の天の川に導かれながら野を歩いてきた
羊飼いが、聖サンチャゴの墓を発見したことから、
"Santiago de Compostela"(星降る野の聖サンチャゴ)
と、この地が名付けられた。

そして、カトリック信者にとっての”聖地”となった。
ローマを中心に、西にサンチャゴ、東にエルサレム。

ただ、いま歩いている人たちは、必ずしもカトリック
信者ばかりでなく、もっと軽い気持ちで、ハイキングの
延長で100kmを歩き通してしまう人もいるようです。

神は、そういう人たちをも受け容れてくれています。
これは神に対する冒瀆ではなく、人の営みの一つとして、
「巡礼」という行為を広く解釈すべきなのでしょう。


a confession――ある告解

2015-09-20 06:54:39 | 日記
年一度神の赦しと和解得ん 信者は告ぐる己れの罪を
(at the Cathedral of Santiago, Spain) まさとし

「告解」とは、カトリック教会において、洗礼後犯した自分の罪を
聖職者に告白し、その罪における神からの赦しと和解を得る信仰儀礼。

「ゆるしの秘跡」とも呼ばれる。
カトリック信者は年に一度、告解すべきものとされている。

なお、プロテスタント教会では典礼(サクラメント)とは認められて
おらず、単に「罪の告白」と呼ばれ、義務にもなっていない。