十世紀中国北部に遼立てし 契丹族の貴族の姿
(首都博物館、北京) まさとし
満州から中央アジアにかけて、十世紀初頭に
契丹族が「遼」を建国した。
1125年、「遼」は女真族の「金」に滅ぼされた。
この契丹族男子は、おそらく貴族だと思われる。
上衣の袖が長く、前に組んだ両手首を隠している。
端正な、落ち着いた表情と、静謐なたたずまいとに
惹かれる。往時の貴族とは、こういうものだろうか。
なお、立像なので足首まであるのだが、ハイライトの
上半身だけを撮った。それでも十分、雰囲気は伝わる。
(首都博物館、北京) まさとし
満州から中央アジアにかけて、十世紀初頭に
契丹族が「遼」を建国した。
1125年、「遼」は女真族の「金」に滅ぼされた。
この契丹族男子は、おそらく貴族だと思われる。
上衣の袖が長く、前に組んだ両手首を隠している。
端正な、落ち着いた表情と、静謐なたたずまいとに
惹かれる。往時の貴族とは、こういうものだろうか。
なお、立像なので足首まであるのだが、ハイライトの
上半身だけを撮った。それでも十分、雰囲気は伝わる。