写真歳時記≪まさとしの一日一首≫――写真と短歌で綴るコラボ作品

きょうも生きた、泳いだ、自転車漕いだ。
その一日を、フォト短歌に仕立てる。
写真歳時記≪まさとしの一日一首≫。

さあ、きょうから3泊4日のエーゲ海クルーズが始まる!

2016-04-28 07:49:44 | 日記
おじさんは避難訓練などそっちのけ 呑気にチェアで日向ぼっこか
(on board of Celestyal Olympia, Athens, Greece)  まさとし

きょうから、 Celestyal Olympia 号(全長214.5m)に乗って、
3泊4日のエーゲ海クルーズに出る。

指定されたナンバー(われわれは「11番」)付近のデッキに集合し、
出航前に避難訓練があるのだが、どういう訳か、一向に始まらない。

同じナンバーに集まったスペインの高校生たち(修学旅行)は飽きてきて、
救命胴衣の胸当てを利用してぶつかり合い、プロレスごっこを始めた。
互いに胸当てを相手にぶつけ、弱い方は後ろにのけぞってひっくり返る。

私はナンバー13の後部デッキまで行ってみた。
個人客なのか、救命胴衣もつけないで、おじさんがひとり、呑気そうに
チェアに寝そべっていた。

向うに停泊している船舶 HELLENIC SEAWAYS の"HELLENIC"は「ギリシャの」
という意味。"HELLENISM"は「ギリシャ思想・文化」。

乗客20名が遅刻してきたとかで、結局、避難訓練は1時間遅れて始まった。
訓練といっても、ただ救命胴衣を各自身につけて、点呼されるだけだった。

やれやれ、どういうクルーズになることやら……。
Bon voyage!




奇岩の上に建つ聖シュテファン修道院

2016-04-27 07:43:36 | 日記
修道院奇岩の上に建ちてあり いまは観光名所のひとつ
(the front view of Agios Stefanos, Greece)まさとし

かつては、ここ奇岩の頂きは、俗世を離れて神と対話する
修道僧の修行の場だった。

いまは尼僧院となり、観光客に門戸を開放している。
観光する者にとっては、ありがたいことだが、修行する者
にとっては妨げになっているはず。

この修道院の向こう側、奇岩から400m下の麓に、きのう
泊まったホテル FAMISSI EDEN がある。

やあやあ、お嬢ちゃん、カリメーラ(Kalimera: おはよう)!

2016-04-26 07:37:34 | 日記
巨大なるワイン蔵より出できたる 少女まぶしくわれに挨拶
(in the Varlaam Monastery, Greece)      まさとし

ここヴァルラーム修道院のワイン樽は、とてつもなくでかい。
なんと、12,000 L ものワインを貯蔵できる。

そのワイン樽を収めた蔵から、ひょっこり、少女が出てきた。
"Kalimera!"

そのすぐ後ろには、ロングスカートのお母さんがいて、
にこにこしながら娘を見守っている。

ああ、よき母に、よき娘あり。