あるマーケティングプロデューサー日記

ビジネスを通じて出会った人々、新しい世界、成功事例などを日々綴っていきたいと思います。

ルーマニアの秘密警察

2007-04-29 23:59:38 | 海外事情
こんばんは。

今日は、ルーマニアから日本に勉強に来ている留学生の人に、ルーマニア語のレッスンを受けました。

日本の国立大学に留学しているだけあって、非常に頭が良く、マルチメディア方面に進みたいという自分の将来の明確なビジョンをきちんと持っていたのには驚きました。

本日の会話は、80%以上英語で行いました。

最初にお互い軽く自己紹介をし、昨年のGWにルーマニアを訪れた時に撮影した200枚くらいの写真データをノートパソコン上でスライドショーにしながら、僕の方から質問をしました。

一番面白かったのは、写真の建物です。

この建物は、下半分が古いスタイルで上半分が新しいビルディングスタイルという一風変っていた建築物だったので写真に収めたのですが、実はチャウシェスク時代の秘密警察の建物だったのです。

共産圏の国にはどこにも秘密警察があり、中でも旧東ドイツのシュタージは有名です。シュタージの場合、それが国家権力そのものであり、97,000人という圧倒的な数の局員を抱え、国民を徹底的に監視し、臨時の情報提供者を含めるとそのシェアは6、5人に1人というとんでもない存在だったわけですが、ルーマニアの秘密警察はどのようなものだったのか、調べてみると面白いかも知れません。

ちなみにヨーロッパでは、第二次世界大戦中に使われた軍の制服やヘルメット、ブーツといった関係のグッズがよく売りに出されるので、その専門サイトもいずれ立ち上げてみたいと考えています。

やはり直接現地の人と話すと、交差する情報の量が圧倒的に違うことを実感した夜でした。

これからは英語だけでなく、ルーマニア語を使いこなせるようになって、今まで知らなかった世界にどんどん突撃していきたいと考えています。

開発が進む黒海沿岸都市 コンスタンツァ

2007-04-25 22:14:52 | 海外事情
Buna seara(こんばんは)。

本日はいつもの社長と、ルーマニアビジネスの核となるサイトについて、門前仲町で打ち合わせをしてきました。

今あるルーマニアに関するサイトと差別化を図りながら、ただ単純にモノを売るだけではなく、想像を絶する美しい風景、ワインの製造者の顔とこだわり、歴史的建築物に秘められた面白いエピソードなど、いろんなジャンルに渡った情報性満載のメディアにしていきたいと考えています。

そして毎年恒例のルーマニア訪問も、今年6月くらいに行くことが決定しました!

このブログでも紹介している通り、昨年は首都ブカレストを中心に好奇心のおもむくままに一旅行者としてかなり徘徊しましたが(笑)、今年はマーケッターとして事前にきちんと計画を立て、ワインの生産地やウェディングドレスメーカー、手工芸品メーカー、有名観光地の視察を徹底的にやるつもりです。

その中で今気にかかっているのが、黒海沿岸都市のコンスタンツァとその周辺のリゾート地です。

首都ブカレストから電車で約3時間の距離にあるコンスタンツァは、ルーマニアの貨物の輸出入の半分を扱う黒海でも有数の港湾都市で、その歴史は紀元前6世紀にギリシア人がこの地に要塞を築いたことに始まり、当時から黒海とエーゲ海を結ぶ港として繁栄していました。

そういった歴史的な背景があると同時に、ルーマニアのEU加盟に合わせた社会的インフラの整備も急速に進んでいます。

例えば、2003年11月にコンテナの処理能力の向上とターミナルや岸壁クレーンなどの関連施設を拡充したコンスタンツァ南港が完成。このプロジェクトに国際協力銀行は、ルーマニア初の円借款プロジェクトとして128億円の円借款を供与しています。

またコンスタンツァの南には、エフォリエ・ノルドを中心に70kmに及ぶ国内一級のリゾート地帯が広がっています。

真っ白な砂浜や森に恵まれたこのエリアは、現在は夏になるとヨーロッパ中から人々が集まる人気スポットです。

ビーチにはマリンスポーツの施設が並び、黒海名物として人気の高い「泥んこ風呂」目当てに集まってくる人も多いとか。これは、テッキルギョル湖に沈殿するプランクトンが堆積してできた真っ黒な泥を塗って発汗作用を促進し、リューマチなどにも効果があるという美容法です。

個人的には、民主革命以前は共産党の幹部しか使えなかったネプトゥンとオリンプのビーチが気になります。ここには以前チャウシェスクが利用していた屋敷が誰もが宿泊できる高級ホテルになっているとのことなので、今回の旅では要チェックです(笑)。

~イギリスメディアレポート~新聞編1

2005-06-13 23:43:22 | 海外事情
今日は、独立後初の仕事日です。が、緊張感が全くありません…(笑)。

午前中は渋谷のセルリアンタワーで、某ベンチャー企業の社長と打ち合わせ。
ここの1Fのカフェは吹き抜けで天井が高く、ソファもゴージャスでなかなか気持ち良いです。

午後は退職の挨拶も兼ねたアポを3件行き、その後は自宅で企画書作成をしました。


さて、今日から好評のイギリスのメディアレポートをまた復活させて連載したいと思います。

前回はBBCについてお伝えしましたが、今回は『イギリスの新聞について』です。

レポーターは、前回と同じ蛍合宿への参加が決まった(!)ガイド表紙モデル風戸さんです。


◆高級紙と大衆紙に真っ二つに分かれるイギリスの新聞

イギリス国民は、階級によって教養の落差が大きいと言われています。

日本のように義務教育が発達し、国民の平均教養レベルが高い国には、なかなか想像のつきにくい世界かも知れません。

だから、その国の民度を計る物差しとして、新聞は格好のバロメーターになります。

その辺を、風戸さんに聞いてみました。

「イギリスの新聞はまず、大きく二種類に分けられます。エリート向けの高級紙と、約半分サイズのタブロイド紙といわれる大衆紙です。日本に例えると、全国紙とスポーツ新聞みたいなものですね。

両者の違いは何かというと、高級紙は署名記事スタイルで、ジャーナリズム精神に対する責任感のようなものが感じられる作りになっています。一方大衆紙は、政治的なテーマもスキャンダラスに表現したりと、わかりやすさ、面白さ、安さを常に追求している傾向があります。

イギリスの新聞業界は、まさにこの二極化した中でそれぞれが生き残りをかけているのです。」

ちなみに写真は、英フィナンシャル・タイムズ紙。

日本でいうと日本経済新聞、アメリカでいうとウォールストリート・ジャーナルですね。

おそらくベッカムは絶対読んでいないと思います(笑)。

明日は引き続き、イギリスの新聞業界の詳細をお伝えします。

ウォーターゲート事件の情報源

2005-06-03 21:49:36 | 海外事情
昨日のニュースで、あのウォーターゲート事件の情報源が、FBIの元副長官であったことが報じられていました。

ウォーターゲート事件とは、1970年代ニクソン陣営の関係者が当時民主党の事務所があったウォーターゲートビルに侵入し逮捕された事を発端に、様々な疑獄が露見し、ニクソンが最終的には辞任に追い込まれたこの時代の象徴的な出来事です。

私は学生時代、この事件をモデルにした「大統領の陰謀」という映画を見て、ロバート・レッドフォードとダスティン・ホフマン演じるワシントン・ポストの新人記者が、とてもカッコ良く見えたことが強く印象に残っています。

ちなみに今回の記事の影響で、アメリカで本と映画が再びベストセラーになっているそうです。

当時のニクソンは絶大な権力者でしたから、今回表面化したFBIの副長官(情報提供者)と記者の接触方法も、スパイもどきのかなりスリリングな手法が取られていました。

田中角栄が文芸春秋の立花隆氏の金脈追求で失脚した事件は、ウォーターゲート事件の日本版と言えるかも知れません。

記事を読むと、そのFBI副長官がそういう行動を取った理由の一つとして、ニクソンからの政治的圧力への反抗が挙げられていました。

事件の裏側には、いつの時代にもどろどろした権力闘争が潜んでいるものです。

~イギリスメディアレポート~BBC2

2005-05-21 00:15:19 | 海外事情
昨日、デジットのセミナールームでインターンシップキャリアサミットイベントにおける学生記者の仕事内容とそのポイントについてレクチャーを行いました。

イベント全体の構造の説明、取材班と学生班の分離、ドレスコード、DVD撮影隊とのコンビネーション、ガイド・Webなどへのメディア展開など、いろんな話をしました。

こういった経験をするチャンスは、なかなかありません。

機会を成長に変える。それには、“狙う”という意識が大事です。

具体的成功イメージを持って動くかどうか。そこで、大きな差が出ます。

知識と訓練に基づく“万全の事前準備”。勝負は、戦う前に決まっているのです。

さて、今日はガイド表紙モデル風戸さんのイギリスBBCレポート第二弾です。

◆BBCの報道姿勢について

BBC(British Broadcast Corporation/英国放送協会)は前回お伝えしたように、その質の高さから世界の公共放送の頂点を極めた報道機関だと言われています。

今回、私はイギリスでイギリス人100人にメディアアンケートを実施しました。

その集計結果を見ると、好きなチャンネルランキングの堂々一位がBBCでした(約50%)。

この結果に関しては、年齢のばらつきもほとんどなく、BBCがイギリス国民に愛されているということがよくわかります。

BBCは質の高い報道をするので、ある程度知識のある人に好まれるようですが、質が高いといって超まじめなのかというとそんなことはなく、朝のニュースなんてキャスターはソファーに座ったりしながらとてもリラックスしています。

また、BBCはコメディーもやればチャリティーもやります。

ところで、BBCが広範囲にわたる公正な情報と質の高い番組を作り続ける理由、その理由は一体何なのでしょうか?

その理由は、国営放送でありながら公共性を維持しようとした、BBCの初代会長リース氏の精神が源流と考えられています。

例えば、イラク戦争に関するBBCの報道で象徴的だったのが、アメリカ軍の女性軍人救出大作戦の取材です。

BBCは、この件に疑問を抱き、自ら現場となった病院等を丹念に取材したり、アメリカの兵隊の証言を検討したりすることで、あの取材は全くのアメリカのでっち上げだったことを突き止め、後日ドキュメンタリー番組で放送したのです。

イギリス自国も参加している戦争であろうとも、真実を追究し、発表しようとするBBCの報道精神には本当に圧倒されます。

つまり、国営であっても決して政府の見解を伝えるパイプではなく、あくまでも政府と国民の双方の信頼を得ることで危機の解決を促すというのがリース氏の報道戦略であり、今もその精神が脈々と生き続けているのがBBCなのです。

ちなみに、BBCはNHKの受信料みたいに家でお金を請求されるのではなく、自分で郵便局に払いに行かなければなりません!もし払わないと、ナント罰金らしいです。うーん、厳しい…。


いかがだったでしょうか。

僕の好きな番組に、NHKでやってる「地球ふしぎ大自然」という番組があります。
先日最後に流れるクレジット部分に、“制作BCC”と入っていました。

日本の番組を見ているつもりでも、意外とBBCの制作ってあるかも知れませんね。

~イギリスメディアレポート~BBC1 

2005-05-16 23:54:37 | 海外事情
本日公示された高額納税者のTOPに、金融界の一サラリーマン清原達郎さん(46)が踊り出ました。

納税額は36億9000万円!給与所得でのトップは初めてで、ちなみに収入は100億円だそうです。

その経歴は、野村証券や大手外資系証券を渡り歩いた後、社長以下十数人の投資顧問会社「タワー投資顧問」(東京都港区)の部長になり、現在は企業年金などを運用するファンドの現場責任者を務めているそうです。

その仕事のスタンスは、「必ず投資先の経営者に会って、成長性を見極め、地道にこつこつと仕事をし、企業価値が高い割に安い銘柄を見つけ出し、高くなったら売るのがスタイル。」とのこと。
派手な生活はまったくしていないそうです。

有名なアメリカの投資家、ウォーレン・バフェットと非常に似ていますね。

さて本日から、ガイド表紙モデルの風戸さんから送ってもらったイギリスのメディアレポートを連載したいと思います。

今回のレポートは、風戸さんがイギリスで語学勉強をしながら、現地のいろいろな人にインタビューをしたり、100人もの人にメディアについてのアンケートを行ったりして、イギリス人のメディアに対する本音に迫るものです!

日本ではなかなか知られていない情報も多々あるので、かなり面白いと思います。

まず最初は、イギリスの国営放送BCCについてです。
(ちなみにイギリスのチャンネルは、BBC1、 BBC2、ITV1、channel4、channel5と全部で5つしかありません) 

◆BBCの質の高さについて

「BBCの質の高さは、数々の表彰においても象徴されています。

例えば、BBCワールドニュースによるスーダン・ダルフール危機報道が、放送界のピューリッツア賞と呼ばれる『ピーボディ賞』を受賞しました。

ピーボディ賞は、1941年、ラジオ放送から社会的に貢献した番組を選出、表彰したことから始まりました。テレビ、ラジオ、制作者団体、及び個人を対象に、電子メディアの社会貢献を称えるこの賞は、長い歴史と権威があります。

BBCは過去1年間にわたってスーダンで広範な取材活動を行い、25以上のニュースチームが、スーダンや東チャドの難民キャンプなどからレポートしたのが評価されました。

また、同報道は“徹底した調査報道を行い、常に国際ニュースのトップ項目であり続けた”ことを称えられ、今年2月に、英国ロイヤルテレビジョン協会賞のニュース・イベント賞も受賞しています。

BBCが“イギリスマスメディア界の権威”と言われる理由が、ここにあるのです。」

明日は、BBCの番組制作の質の高さの理由、その“報道精神”に迫ります。

テレビ局インターン

2005-03-24 00:50:57 | 海外事情
田舎からの脱出が隠れたテーマだった(笑)、オレゴン大学中村さんのテレビ局インターンシップ。

日本のテレビ局のニューヨーク支局で、朝のニュース番組「めざましテレビ」のNY中継を担当し、1日に午後2回の生中継と火曜日の大きな枠の中継のアシスタントをしたそうです。
(写真は、ブルックリンで生中継した時のもの)

中村さんはテレビ局のインターンシップを経験したいと思った後、自分が創刊したフリーペーパーを支局に郵送し、電話での面接もこなして、見事採用選考の合格を勝ち取っています。

思えばインターンシップガイド編集部へのインターンも、ある日突然電話がかかってきました(笑)。

中村さんのこの行動力は、見習うべき点が多いと思います。

メルマガの文中にも触れられていますが、“思ったらすぐ行動”という彼女のポリシーは、今の学生に一番求められている点ではないでしょうか。

インターンシップガイドで取材する有名企業の内定者にも多く見られる共通点、それは“自分で行動を起こす力”です。

またそういうタイプは楽観主義者が多いのか、妙に“明るい”のも特徴です(笑)。

失敗は恥ずかしくない。逆に失敗を恐れて行動できない方が、情けない。

そう思える人間は、魅力的だと思います。

ニューヨークから

2005-03-22 15:34:31 | 海外事情
以前夏休みを利用してガイド編集部でインターンシップをし、留学先のオレゴン大学に戻ってから、自分でフリーペーパーを創刊したパワフルな学生がいます。

彼女の名前は、中村さくらさん。(※右の写真)

彼女は大学1年の夏、当編集部で企画の立て方や取材の手法、コピーライティングをマスターし、大学に戻った後「ユージーン・ウォーカー」を創刊しました。

「創刊のキッカケは、日本人留学生の生活をもっと楽しいものにしたい!と思ったからです。そこで“オレゴン大学があるユージーンという街の魅力を伝える”というコンセプトで、フリーペーパーを創刊したんです。アメリカでは留学生が自分の希望のインターンシップに就くことは厳しいのが現実です。特にビジネスやジャーナリズム関係は、やっていることも面白くかつ自分のキャリア形成に役立つため、競争率が非常に高いんです。だったら、自分達でインターンシップできる場所を創ってしまえ!という勢いで、編集部を創設しました(笑)。」

また、勢いだけでなく(笑)、どうやら優秀なスタッフに恵まれていたのも大きかったようです。

「私の周りにジャーナリズム学部で勉強する学生や、マルチメディアを専攻していてウェブを作れる学生、フォトグラフィーの得意な学生など豊かな人材が集まっていました。なのでフリーペーパーの発行は、多くの学生が自分のスキルを活かす絶好の機会になりました。」

そんな彼女が現在働いているのは、日本のテレビ局のニューヨーク支局。

そこでは、どんな人達と働き、どんな経験をしているのでしょうか。

その模様をメルマガでお伝えできればと思います。

アメリカの就職事情

2005-03-16 12:12:28 | 海外事情
海外の就職活動のノウハウを是非紹介したいと思います。

日本で使えるものもかなりあります。

紹介するのは、東部アイビーリーグの名門コロンビア大学。
そこのビジネス系学生の就職プロセスを、以下に記します。

1、キャンパス内で企業が開く説明会に参加
          ▼
2、レジュメを提出し、リクルーターの名刺をもらう
          ▼
3、リクルーターにフォローアップ。「あの時はありがとうございました。勉強になりました。」的なお礼を電話かメール、手紙で入れておく。
          ▼
4、即返事があったら見込みあり。「君を気に入ったよ」的な文章があればほぼ確実。
          ▼
5、クルーザー上での食事会に招かれ、重役達とご対面。
          ▼
6、会社に招かれ、インタビュー(面接)を受ける。
          ▼
7、めでたく採用(契約)。ここで初任給最低50万、マンハッタンでのコンドミニアム生活が保証される。

「就職活動は、レジュメ(履歴書)に始まり、インタビュー(面接)に終わる」というのが、アメリカの学生の就職活動の常識です。

次に、コロンビア大学キャリアセンター式「履歴書の書き方」を紹介しましょう。

◆ 業種別に書き方を変えるべし。
◆ 自己PRは激しく。自分の実力を倍くらいに見せて書くべし。
◆ ハード・ソフト両面で、コンピュータ技術は別項目にして強調すべし。
◆ 学位や資格、インターンシップ経験等のキーワードは残さず書き込む。
◆ やりたい仕事、部署を明確にすること。
◆ 志望業界、志望企業と仕事内容を研究し、望まれている資格やスキルのみ書く。
◆ 読みやすさと様式美を追求せよ。
◆ A4一枚でまとめよ。


キーワードは、特に重要です。
ちなみに、アメリカの大企業はスキャン・マシンを導入している所も多く、学位や資格、様々な自己経験などに関するキーワードを10個打ち込んでいて9割以上マッチした履歴書だけを二次審査にまわすケースも多いのです。

次は、コロンビア大学キャリアセンター式「面接講座」です。

◆ 自分のマインドを良好な状態にキープせよ。
◆ まず、アイ・コンタクト(眼と眼で見つめ合う)せよ。 
◆ 一人の人間として、堂々とせよ。
◆ 志望企業は、インターネットを駆使して、徹底的に調べ尽くせ。
◆ 自分の欠点は、正直に申告する。そして、欠点克服のためにしている事を強調せよ(逆転の発想)。

ちなみに、世界最大の証券会社メリルリンチの採用基準はこんな感じです。
これは、世界に通用する“スーパーエリート”の条件と言えます。

◆ 問題解決能力―何が問題かを見極め、論理的に考えて解決方法を見つける能力。
◆ コミュニケーション能力―自信とやる気に満ちている自分を、アピールできる能力。
◆ プロフェッショナルであること。
◆ 特定の業界に詳しく、人脈があること。
◆ 職業倫理観があること。遅刻、出張費使い込み等はもってのほか。
◆ 会社、社風にフィットすること。
◆ 集中的、かつ限られた環境で結果を出せる能力。
◆ MBAレベルの能力は、あるにこしたことはない。しかし金融財務やマーケティング能力だけでなく、“相手が何を欲しているか”をクライアントの立場に立って耳を傾けることができる能力の方が、よほど重要である。

最後に、ニューヨーク・タイムズで活躍するある現役社員の言葉を紹介しましょう。
「自分にとって、働くとはどういうことか?」その答えの参考になると思います。

「就職する時は、生き甲斐かお金かを真剣に考えたよ。

採用で重視するポイントは、チームでプロジェクトを成功させた経験があるかどうかと、人に自分の意志や計画を正確かつ効率的に伝える技術を持っているかどうかの2点だ。

この仕事のヤリガイ?人々は朝起きて、まずニューヨーク・タイムズを手に取るんだ。一日が、僕らの新聞から始まるんだよ。僕らには、ニューヨーク・タイムズは、アメリカの生活に欠かせない存在だという誇りと自信がある。仕事に対する情熱と責任感も、そこから生まれるんだ。」

いい言葉です。