私が関わってきた団地の地域猫活動は、その市の「町会による地域猫活動」の第一号です。規模も約500世帯と大きく、私も苦労しましたが、町会長も英断されるまでに苦労があったろうと思います。今では、市のモデル地区とまでなった団地ですので、(どんな事をしているんだろう??)(どうやって費用捻出しているんだろう?)と興味のある方もいるのではないかと思い、セミナーでの講演を、町会長、猫の会の会長のお二人にお願いしましたら、快諾して下さり、昨日、講演がありました。
来場者は22名。無事、お二人の講演が終わり、(良くここまでやっていらっしゃいますね)などの感想を頂きました。
初めは、「その地域を良くする為のお手伝いを行う」ボランティアとして主導し、住民と話しをし、寄り添う事で見えてきたものがあります。
潜んでいる餌やりさんを救い、ボランティアに育てる。ほんのちょっとのお手伝いと思った人もボランティアに育てる。その方達が、自分の住む地域で活動してくださる事により、活動が浸透していきます。そこの住民の活動である事で長く続ける事が出来ます。住民同士の話しも活発になります。
それが、とても重要なんです。猫だけの問題でなく、地域を良くする活動ですから・・・
他の地域から来たボランティアですから、なるべく手を出さず、相談があればのるようにしています。この地域は、しっかりと独り立ちしてくれました。猫も、まったりと過ごしています。大きな苦情を言う人もなくなって来たようです。
私の役目も終わったように思います。