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and スズキ美容室・訪問サービス.com (長野県飯田市)
今日は、毎年恒例の福祉のイベント「ふれあい広場」での無料映画鑑賞会のご紹介をさせていただきます。
◆ 映画のタイトルは、「1/4の奇跡」 ◆
石川県の特別支援学校の元先生・山元加津子さんの一人語りによる、ドキュメンタリーです。
☐ 試写会を見せていただきました。☐
この映画は、
山元さんと彼女の教え子だった、障害を持つ生徒さんたちとの想い出を回想するかたちで構成されています。
映画の中には、山元さんが忘れられない記憶として大切にされている生徒の詩やエッセイの紹介があります。
そんな作品の中には、誰かが曲をつけ、シンガーが歌えば、POPなヒット曲になるのでは・・と思えるような
多くの人の心を動かすであろう・・・印象的な詩もありました。
ドキュメンタリ―ではありますが、切ない物語、ファンタジーとして心動かされる映画です。
が、一歩引いて観てみると、
人間(生物)の世界の厳しい現実を写したドキュメントであることに間違いありません。
わたしたちは、障害や病気のこと、
さらにはDNAのことに至るまで、
真剣に学ばなくては、と感じさせられる映画でした。
10年前の公開作品ですが、いまの時勢にぴったりというか、
現在、より必要とされている内容の映画と言えるのではないでしょうか。
多くの方に足を運んでいただけたら・・と思います。
同時開催の朗読サークル「そよ風」さんの朗読会のテーマでもある
書籍版「1/4の奇跡」の一節をご紹介させていただきます。
「 わたしたち全人類は一つの大きな「遺伝子プール」を共有しています。
人類という集団の中には、必ずある頻度で、障害を持った子供が生まれてきます。それが、私たちの持つ遺伝子の本質なのです。
・・・あなたに与えられたかもしれない病気の遺伝子を、たまたま受け取って生まれてきた人がいるのです。
その人に、できるだけ快適な生涯を送れるように配慮し、尽くすことは、健康に生まれた者のつとめだと思います。」
(柳澤桂子/生物学者・作家)
さて、
今年の「ふれあい広場」は、11月25日の日曜日の1日開催となりました。
昭和53年に第一回が開催されて以来、毎年開催されていて、今年が40周年となるそうです。
有志のボランティアによって、立ち上げられ、
地域の方々の自発的な参加によって、受け継がれてきたという意味では、
イベントが乱立気味の現在でも、たいへん貴重なイベントに間違いありません。
今後も、関連の情報をお伝えできたら…と思います。