★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

今さらながらビートルズ

2023年07月11日 12時54分34秒 | 音楽
 YouTubeではいろんなミュージシャンやバンドの曲を聴くが、最終的に帰結するのはやっぱりビートルズだ。
 言わずもがな、ベートーベンやバッハと並び、未来永劫、音楽史に残る歴史的なバンドだろう。

 なぜビートルズがその地位まで上り詰めたかについては、巷間、いろんな人間が自説を述べている。
 今さらながらではあるが、私も自説を述べてみよう。

 時流に乗った、というのが第1の理由だ。
 何事においてもタイミングは重要だ。

 彼らがレコードデビューした1960年代初頭は、ロックバンドの勃興期だ。
 日本でいうなら、GSがブームになる直前の1960年代中頃の状況に似ている。
 その時期にシンプルでキャッチ―な曲を連発して、トップの座を獲得し、60年代半ばにはその地位を不動のものにした。

 第2の理由は、バンドにジョンとポールという、音楽の才能に恵まれた2人の天才がいたからだろう。
 天才1人だとワンマンバンドになり、他のメンバーとの軋轢から短命に終わっただろう。
 ジョンとポールは、その相乗効果と隠然とした牽制作用でバンドの均衡を保ったのだ。

 ジョージとリンゴは彼らに従っていればいいだけだ。
 その才能の差ゆえ、不平、不満が発生する余地さえなかったはずだ。

 第3の理由は、押しも押されもせぬビックネームになったので、どんな曲を出しても一定以上の評価を獲得できたからだろう。
 ビートルズの曲だから間違いない、という世間の先入観もあったはずだ。
 時流に乗り、それに合わせていたのが、時流を創り出す存在になったのだ。

 そして円熟期の1970年の解散で伝説になった。
 伝説は時が経てば経つほど美化され、風化することはない。

 解散後のそれぞれのソロ活動では、ビートルズを凌ぐ結果を出していない。
 ジョージとリンゴを入れた4人だったからこそのビートルズだったのだ。
 

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに磨きがかかってきた。しかしそのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがある。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
 読後のカスタマーレビューをいただけたら幸いです。

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