★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

貿易部の思い出

2024年06月19日 11時52分56秒 | 徒然(つれづれ)
 定年まで在職していた某通販会社で、貿易部に在籍していたことがある。
 英語も話せないのに、貿易部への異動を命じられた時には、嘘だろうと思ったね。

 上司によると、デリバリー専門の担当者がいなくて、経験者の私に声がかかったのだ。
 一応、大学では英文科だったので、それも要因のひとつだったようだ。

 大学の英文科は、英会話を学ぶ学科ではなく、英文学を学ぶ学科なんだよね。
 受験勉強の長文読解を、辞書を引きながら勉強する延長みたいなものだ。

 要は、ほとんどが訳本頼りだ。
 ましてや、英文科の女子学生目当てに入学し、出席必須の講義以外は出ずに、遊びまわっていた私に、英語など喋れるわけもないしね。

 しかし、仕事となると、そうもいかないよね。
 貿易部には、英語を話せる社員は2人しかいなくて、あとは、ブロークン英語で、なんとか意思疎通をしている社員がほとんどだった。
 仕入先も、香港だったので、ネイティブ英語ではなく、チャイニーズ英語で、日本語もカタコトは話せた。

 私は一大決心をして、会社費用で通える駅前留学「NOVA」に、土日の終日通い詰めた。
 普通の生徒が、1日12コマあるレッスンのうち、多くて3、4コマの受講に対して、私はランチタイムを除く、11コマ受講していた。
 講師からはクレイジーと驚嘆されてされていたものさ。

 そんなNOVA通いを1年ほど続け、仕入先との折衝も、なんとか英語でこなせるようになった。
 窮すれば通ずだね。
 ちなみにその費用は、120万円に及んだ。
 まあ、全額会社負担だから、儲けモノだったけどね。

 それも束の間、貿易部は赤字続きで、急遽廃部になり、私は元の部署に戻された。
 それ以降、英語を使うことがなくなり、私の英会話レベルも元に戻ってしまった。

 ギターやウクレレも長いこと弾かないと、上手く弾けなくなるのと同様だね。
 今さら、自費で英会話教室に通う意欲もサラサラない。
 
 

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 読後のカスタマーレビューをいただけたら幸いです。

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