高校3年まで私は九州の辺境の田舎で育った。
1970年のビートルズの解散の報もそこで知った。
当時、田舎とはいえ、情報はテレビやラジオ、雑誌を通じて、都会と同じくらいには入ってきた。
如何せん、その情報から得られるファッションやグッズ、人気の店やスポットは当然、田舎には存在しない。
幸い、洋楽のレコードは田舎町のレコード店で買え、置いていないものは予約すれば手に入った。
ビートルズを始め、洋楽ロックのレコードはそうやって集めて、それらを聴いたり、ギターでコピーしながら都会に憧れていた。
都会に行けば、レコードで聴いていたバンドの来日公演にも行けるし、それが叶わなくても、コピーバンドの演奏は聴ける。
ギターも楽器店に行けば、ギブソンやマーチンはともかく、ヤマハやグレコなど希望の国産ブランドが買えるし、楽譜も揃っているはずだ。
お気に入りのビートルズに関しても、未知のいろんな情報が収集できるはずだ。
運がよければ、同好の士を募って、ビートルズバンドを組むことも可能かもしれない。
そんなことを思い描きながら、卒業したら、絶対に都会の大学に行こうと心に誓った。
当時、高校の同級生は、半分ほどは地元や隣県に就職し、大学入学で九州以外に出ていく者は、ほんの数えるくらいだった。
念願かなって、京都の大学に入学でき、田舎とはおさらばできた時には、田舎町のリバプールから、大都会のロンドンに出てきたビートルズもかくありなん、の気分だった。
九州の辺境の出身者にとって、京都の街は十分すぎるくらい都会だった。
ビートルズバンドを組むことは叶わなかったけど、いろんなビートルズのコピーバンドとも巡り会えたし、ビートルズ専門の喫茶店やバーにも行けるようになった。
何より、田舎とは比べものにならないほど、ビートルマニアの先輩や同級生と、ビートルズ談議を交わすことができた。
そんな人や場所、いろんなルートからビートルズに関する情報が入ってきた。
田舎では、ともすれば、ほかのロックバンドに心変わりしそうだった気持ちが、大学でのそんな経験を通じて、ビートルズがマイベストバンドとして今に至っている。
古希の今ではビートルズ・ナンバーは、懐かしいあの頃の場面を思い出させるトリガーになっている。
困ったことに、私にとってビートルズ・ナンバーはBGMにはなり得ない。
たまに喫茶店やファミレスなどのBGMで流れると、思わず手を止めて聴き入ってしまうんだよね。
1970年のビートルズの解散の報もそこで知った。
当時、田舎とはいえ、情報はテレビやラジオ、雑誌を通じて、都会と同じくらいには入ってきた。
如何せん、その情報から得られるファッションやグッズ、人気の店やスポットは当然、田舎には存在しない。
幸い、洋楽のレコードは田舎町のレコード店で買え、置いていないものは予約すれば手に入った。
ビートルズを始め、洋楽ロックのレコードはそうやって集めて、それらを聴いたり、ギターでコピーしながら都会に憧れていた。
都会に行けば、レコードで聴いていたバンドの来日公演にも行けるし、それが叶わなくても、コピーバンドの演奏は聴ける。
ギターも楽器店に行けば、ギブソンやマーチンはともかく、ヤマハやグレコなど希望の国産ブランドが買えるし、楽譜も揃っているはずだ。
お気に入りのビートルズに関しても、未知のいろんな情報が収集できるはずだ。
運がよければ、同好の士を募って、ビートルズバンドを組むことも可能かもしれない。
そんなことを思い描きながら、卒業したら、絶対に都会の大学に行こうと心に誓った。
当時、高校の同級生は、半分ほどは地元や隣県に就職し、大学入学で九州以外に出ていく者は、ほんの数えるくらいだった。
念願かなって、京都の大学に入学でき、田舎とはおさらばできた時には、田舎町のリバプールから、大都会のロンドンに出てきたビートルズもかくありなん、の気分だった。
九州の辺境の出身者にとって、京都の街は十分すぎるくらい都会だった。
ビートルズバンドを組むことは叶わなかったけど、いろんなビートルズのコピーバンドとも巡り会えたし、ビートルズ専門の喫茶店やバーにも行けるようになった。
何より、田舎とは比べものにならないほど、ビートルマニアの先輩や同級生と、ビートルズ談議を交わすことができた。
そんな人や場所、いろんなルートからビートルズに関する情報が入ってきた。
田舎では、ともすれば、ほかのロックバンドに心変わりしそうだった気持ちが、大学でのそんな経験を通じて、ビートルズがマイベストバンドとして今に至っている。
古希の今ではビートルズ・ナンバーは、懐かしいあの頃の場面を思い出させるトリガーになっている。
困ったことに、私にとってビートルズ・ナンバーはBGMにはなり得ない。
たまに喫茶店やファミレスなどのBGMで流れると、思わず手を止めて聴き入ってしまうんだよね。
ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに、磨きがかかってきた気もする。でも、そのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがあるんだよね。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから、またはプロフィールのQRコードから買えます。
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