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★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

人生いろいろ

2024年01月19日 13時57分40秒 | 徒然(つれづれ)
 1976年、私が大学4回生の時、第一次オイルショックの影響から、就職戦線は買い手市場で、就職試験を受けた企業からは軒並み不採用の通知だ。
 別に高望みしていたわけでもなかったので、そのショックは少なくなかった。

 また、逆に諦めも早く、来年になれば景気も好転するだろう、という希望的観測の下、年内には早々に留年を決めていた。
 1年後にはそれが間違いだったと知るわけだが、時すでに遅しだ。

 3月も半ば、大学の就職事務局に泣きついて紹介してもらった、京都の石油製品販売会社の営業職の内定を得て、就職に漕ぎつけた次第。
 どんな大企業に入っても、最初はほとんど営業と決まっているはずだ。
 まあ、しゃあないな、営業テクニックの習得と、それまでペーパードライバーだったので、車の運転技術の習得を目指そう、くらいの気持ちだった。

 会社が借りてくれた京阪沿線のアパートは、小高い丘のテッペンの築2、30年の木造の2階建てだった。
 全部で10部屋くらいあり、6畳一間、風呂なし、共同トイレの、今にしてみたら、新社会人としての門出の住居なのに、悲しいくらいの貧弱さだった。
 それまで住んでいた学生下宿よりもランクは明らかに下だった。

 駅まで10分、銭湯まで15分、駅周辺に何軒かの飲食店やスーパー、パチンコ屋があったのがせめてもの救いか。
 今でも思い出すたびに、胃が締め付けられるような気分になるが、当時はそんなことはほとんど気にもならなかった。

 しかし、よく考えたら、そのアパートで暮らしたのは実質4ヵ月で、あとは今の家内の小綺麗なアパートに転がり込んだのだが。
 あのボロアパートからの社会人のスタートで、その後、転職した会社が東証一部にまで急成長し、私自身、管理職まで昇進し、晴れて定年退職したのだから、まさに人生結果オーライだ。

 前の会社は今も存在するが、当時と同じく小さいままだ。
 そのまま転職せずに、あの会社に勤めていたら、と思うとゾッとする。 
 人生いろいろだね。
 

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もしもの時のために

2024年01月19日 12時05分33秒 | 徒然(つれづれ)
 私にとって、折りたたみ傘とスマホは似た者同士だ。

 え!? どこが似てるって?

 用途、機能、形状、スペック、価格、どこからどう見ても共通点は見当たらないじゃないか。
 あえて言えば、コンパクトというのが、唯一の共通点かもしれないが。

 諸兄がそう思うのももっともだ。
 
 私にとっての折りたたみ傘は、日課の朝のウォーキング時の必需品というか、必携品だ。
 ウォーキング中に、不意の雨に遭遇して、不運にも雨宿りの場所がなかったら困るではないか。

 とは言え、ウォーキングを始めて5年間の経験から、折りたたみ傘を使用したのは、年に1、2回だ。
 ほとんど雨には遭遇しない微々たる確率だ。

 そんな確率とわかっていても、ゼロではないので、私は折りたたみ傘を携帯するのだ。

 片や、スマホだ。
 一応、携帯電話というからには、電話がメインと考えられる。

 しかし、その電話をかけるのは、土日のネット競馬の投票時のみ。
 友人知人からの、あるいは友人知人への電話は、年に1、2回、あるかないかだ。

 スマホでインターネットはやらないし、音楽も聴かない、写真も滅多に撮らない。
 せいぜい、思いついた時の、友人間のグループLINEくらいだ。

 しかし、もしかしたら、重大、重要な、あるいは緊急の電話が入るかもしれない、との思いからスマホを所持しているのだ。

 そんなわけで、折りたたみ傘もスマホも、確率的には超低い、もしもの時のための必携品なのだ。


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