ボーダーコリー 「ボルド」と「マロン」と猫の「にゃきち」And「バディ」

ボルドは虹の橋を渡り、寂しそうなマロン。そこへヤンチャ怪獣バデイを迎え、ドタバタな日々が始まりました。

私達のあゆみ 重篤なボルドの発作とマロンの成長

2010年09月16日 | 私達のあゆみ

私達のあゆみ 第105話

ボルドの発作を初めて見たマロン、
家族として迎えた生後2ヶ月の頃
この頃はあまり気にしていないようでした。
ボルドと共に遊び、生活して
仲良くなる頃には、
発作を
怖がって
震えて、
自分のゲージに入っていました。

ゲージに入ったマロンはジーッとボルドを見ていたり、
時には目をそらしたりしていたんです。
私達がボルドの発作を初めて見た時以上に
マロンは怖かったんだと思います。

マロンを家族として認めてからのボルドは
いつもマロンに対して優しく
暖かいまなざしでマロンについていました。
そんな頼もしいボルドに、
何か怖い事態がおきて
豹変してしまったような、
別のWANになってしまったような気がしたんだと思います。

その頃のボルドの発作は、
現在より明らかに重くて、
硬直、痙攣、失禁、泡を吹き
意識が戻っても
興奮していて落ち着くまでの時間が長く
1時間位かかっていました。
その間も、
マロンは大人しく邪魔にならない所で
ジーッとしていました。
時には
私達のそばに来て震えていたこともあります。
心配だし、不安だったんでしょう。
ボルドの発作が連続したり、重くなると
そんなマロンを邪険にしたこともあるんです。
失禁した尿が飛び散る位痙攣していたこともあるので
それをマロンが浴びてしまったら、いけないと思い
「どいてー!!向こうへ行きなさい。」と
怒鳴ったこともあります。
今、考えるとマロンは不安で寂しくて辛かったのだと思います。
酷いことをしたとあとで後悔した日も多かったんです。

ボルドが落着いたときには
マロンを呼んで思いっきり抱きしめてあげて
「ボルちゃん、調子悪いんだって」
「ボルちゃん、つらいみたいだから、
そっとしてあげようねマロンはイイ子ね」と言い聞かせていました。
そんなことを1年位繰り返し、
マロンに少しずつ変化が見えました、
ボルドの発作を理解しようとしていたんだと思います。

我が家は、共働きで
お留守番が多いボルドとマロン。
ボルドが「てんかん」を発症してから留守番中には
監視カメラで録画しています。
帰宅すると真っ先に録画映像の確認をしているんです。
ある日、その映像をみて
私達は驚き、感動したのです。
留守番中にボルドが発作を起こしたときに
マロンが「ワン、ワン」吠えて
意識が遠のいているボルドの目を覚まさせていました。
留守中で
ボルドを助ける人が誰もいないから
自分がやらなければと思ったのか
それとも怖かったのかは分かりませんが
その頃から、
マロンはボルドの発作と真剣に向き合うように
ボルドを応援するように、
いえ、共に戦うようになったんです。

(第106話につづく)

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コメント (4)
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