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A

2016-01-16 | 311


朝日新聞特別報道部
『プロメテウスの罠2
 検証!福島原発事故の真実』★★

続いているのは知っていたけど読めてなかった。
だめだね。
地元に帰ると否応なしに感じる原発事故
知っておかなきゃって。




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電気事業連合会の試算によると、使用済み核燃料は再処理だけで19兆円かかる。最終処分まで考えると、コストは膨大だ。そんな始末におえないものを生み出す原発が、いま全国に54基もある。(その当時だけど50基はあるってことね)



高レベル放射性廃棄物はいわゆる「死の灰」
使用済み核燃料を再処理しプルトニウムとウランを取り出したあとに残る。半減期が長いさまざまな核燃料からなり、放射性量はガラス固体化1本で2京ベクレル(ってどんな単位よ?)もある。表面の放射線量はできあがった時点で毎時1500シーベルト。近づけば1分以内に死ぬ。
青森県は、高レベル放射性廃棄物を生み出す核燃料再処理工場の県内設置を引き受けた。それだけでなく、仏英につくってもらったガラス固体化1440本を「一時的に」貯蔵する施設も引き受けた。すでに1414本を受け入れている(って知らなかったし)
今の状態では青森県側から、核燃料の再処理をやめて、という要望が出ることはない。最終処分地が決まっていないのにそんなことをして、「一時貯蔵」という約束がなくなり、永久に置いておかれては大変だからだ。青森県が原子力開発の継続を求める背景はここにもある。








「311を忘れないで」

ほんとうの収束が来ない限り、2011年の3月11日を忘れてはならない。
終わりが見えないからこそ、こだわり続ける必要がある。
いや、考えてみるとわれわれは忘れるほどのことを知っているのだろうか。知っていてこそ忘れることが出できる。ひょっとしたら、いまに至っても知らないことのほうが多いのではないだろうか。

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