元祖 ひまうま本舗

「ひまうまの世間は、鬼ばかり?」後身blog

天使の保護者?

2024-05-29 07:13:01 | 独り言




「我々は自分の内に天使をかくまっている。我々はこの天使の保護者でなくてはならない」。こちらもフランスの詩人、ジャン・コクトー氏の名言。つまりそれが"良心"てな事か?そんな解釈で良いと思う。それが残っていれば、何かあってもフィードバックは出来る。話は変わるが、結局昨夜で完結させたのが、TRIO「KX-7000」なるカセットデッキのカウンターベルトだ。1mm角のゴムベルトでややキツめだ。馴染むまで様子をみよう。太いゴムベルトは最初のうちは良いのだが、何故かズレやすい。更に細く、0.7mm位の物でも良いかも知れない。早くこのblogでボヤかないようにしたい。とにかくひとつずつ順番に仕上げて片つけたいのだ。折角、ヤフオクで修理と整備が済んだカセットデッキを落札したのに部品の寿命で使えなくなった物もある。取り敢えずはコンデンサを3つ、交換をしたが、モーターも動かない。アンプも怪しい。それで修理の目処もつけて、とにかくその辺を整理して行きたいものだ。現在の処、御蔵入りをしているカセットデッキが5台在る。そのどれもが部品交換で済みそうだが、動力系にも問題があり、モーターも3つは必要だ。優先順位を決めよう。その為には部品のリストUpをしなければならない。そのどれもが「これから」と思った時に故障した。



最近のこちらのblogだが、以前ならば【話の枕】に辺る文章で完結してしまう事が多々あり、気力が持たない。だから本題に移る前にやめてしまう場合が殆どだ。今日も、それなりのネタを考えてはいたのだが、資料不足で「次に回そうかな?」なんて思うが、思い出しながら取り上げてみよう。それが古谷三敏原作の「ダメおやじ」なのだが、その漫画、方針転換が2度程あり、少年サンデーに連載されていた時代を知る者は、もう結構な御歳だろう。何せこの漫画、1970年43号から1982年30号まで連載されたのだ。なのでダメおやじが家族から徹底的にイビられるのが耐えられなかった読者には、後年のウンチク話や人情話と化した、この漫画に安堵はしたが、逆に物足りなさを覚えたりもしただろう。だがそのウンチク話は、原作者たる古谷三敏さんの知識が満載で、そこに感心をした読者も居た筈だ。その後期連載の話には、実はCIAの調査研究員であった「祥雲」と名乗る奇妙な少年と出会うのだが、その少年(見た目は幼児)と大左エ門なる人語を話す犬との会話にフルトヴェングラーが出てくる。そこで紹介したのが、フルトヴェングラー指揮するベートーヴェンの運命交響曲だ。然も空前絶後の名演との評価が高い、戦後のベルリンフィルとの復帰演奏会だ。(独DG原盤のポリドール盤、1947年収録)これは結構、クラシック音楽を聴く人ならば知られている歴史的名盤だ。それで固定概念が外れ、大左エ門が衝撃を得た話なのだが、古谷三敏さん自身が愛着のある指揮者なのか、とても愛情を感じた話だった。これはダメおやじが絡まない番外編みたいなものだが、小生も「フルトヴェングラーとは何たるや?」と興味が沸いた時期なので、無性に聴きたくなった。その意味では後押しとなった話だった。現在販売の単行本では、取り上げられているかは不明だが、記憶を確かめる意味で探してみようと思う。

今くるよさん、膵がんで死去 「どやさ!」で一世を風靡【報告全文】
https://news.yahoo.co.jp/articles/a941bb1b7551a5022d6c3e292a0dde08e7877074
ダメおやじ(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%A1%E3%81%8A%E3%82%84%E3%81%98
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%83%98%E3%83%AB%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%BC



此処で訃報だ。「いくよ、くるよ」の今くるよさんが膵がんで亡くなった。正に昭和の思い出の漫才師だが、いくよさんは既に他界(2015年)、それから9年後の死だが悲しいものだ。享年は76歳だった。もうこんな御歳だった。思わず時代を感じてしまうが、1980年代中期の漫才ブームは凄かった。その産物が、フジテレビの「オレたちひょうきん族」だったのだが、当時のJ-POPの勢いも凄かった。だから番組内コラボも盛んだったのだが、あの「YMO」でさえも時流に乗ったので時代も良かった。そこで「今いくよ、くるよ」の漫才だが、現在では露骨にコンプラに触れる内容だった。何せ互いの容貌をディスる漫才だ。現在では出来まい。窮屈な世の中になった。時代が違えば、その芸に触れる事の出来ない漫才師だった。御冥福を御祈りする。天界では、いくよさんと漫才でもしている頃だろう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする