元祖 ひまうま本舗

「ひまうまの世間は、鬼ばかり?」後身blog

山の神ほど

2022-11-20 08:08:20 | News




「実に敵という敵の中で山の神ほど恐ろしい敵はない」。これは明治大正期の文豪、森鴎外氏の小説『金貨』の一節だが、その解説をネットで検索すると「男は一歩外に出れば七人の敵をもつというが、そうしたあらゆる敵よりも、もっと恐ろしいのは家で待つ妻だ」と言う解釈が殆どである。こちらも余計なコメントは野暮だろう。色々な落語のオチが浮かんだ。久々に電磁ソレノイドのチャタリングで動作不良を起こしていた Victorのカセットデッキを引っ張り出して、ユニットの着脱をやり直したら、その症状が現れなかった。何処かがズレていたようだ。しかし闇雲にやったので、その原因は解らない。また症状が出たら原因を突き詰めよう。問題は回転ムラだが、目に見える箇所には、それらしいものはない。そこが難題だ。その落とし穴は何処だろう?気長に探してみよう。後は Technicsの方だが、今の処は安定器が効いてるようだ。新しく作った回路があるので、取り敢えずは試してみよう。



そんな内容の前書きなので、大したネタはない。趣味の話が混ざる時は、積極的に伝えたいネタがない場合が殆どだ。この後の予定としては、分解して死蔵している TEAC「A-450」と言うカセットデッキ(名機)を復活すべく、プロの手に委ねる事にした愛知の電気屋さんで、今までも、古いオーディオ機器の整備に辺り、色々と知遇を得ているので、やはり頼ろうと思った訳だ。後は、父が他界する前に旧友が使用しているレコードプレーヤーが「異音があるので診てほしい」との依頼が在って、そのままだったので、どのタイミングで行くかだ。49日が終わったので、日常を徐々に戻して行こう。

さて巷では、韓国由来の【世界平和統一家庭連合(旧統一教会)】が日本の信者相手にやらかした事案を、どう立件して、果ては「教団の解散に結びつけようか?」と躍起になっているが、それも現政府が、あれ程の低支持率なので、これで汚名挽回となれば、政権運営の足枷も、少しは減るだろう。そんな思惑なのは、経過を見てれば明白だろう。しかしそこで疑問なのが、連立をしている公明党の支持母体たる創価学会が、「政府で取り決めした法案に引っ掛からないのか?」だ。だがこれだけポビュラー化をしていれば、何となく「こんなもの?」と思われ勝ちだが、会長が戸田城聖時代(二代目)の強引な勧誘は社会問題化をしており、現在に於いても語り草になっている程だ。それこそ本尊燃やせ、家系図燃やせだ。その創価学会だが、元々は日蓮正宗の保護団体だった筈。だが後年、本山を追われ、現在のようになった。だから信者さんの葬儀は学会葬として、坊さんを呼ばず、お題目と教団の革命歌を歌い、故人よりは現名誉会長を讃える独特の儀式になっている。今更ながらだが、充分にカルトだと思う。“お題目を唱えれば幸せになれる”教えは、何処の宗教も似たようなものだが、教祖を必要以上に神格化する事には、やはり抵抗がある。つまり内道である事から、学会員は神社の鳥居をくぐれないとは、よく言ったものだ。そこで霊感商法だが、どの教団も教えを具体化する為に、それに代わる物を所持する為に色々と必要になるものだ。これも見方を変えれば偶像の代わりだが、解釈もそれぞれである。世の中は常に流動的なので『絶対』と言うものは存在しないが、その『絶対』があるのも、そんな宗教である。それが教祖の存在だとすれば、傍から見れば、何とも不思議な存在である。

「両親は創価学会に数千万円寄付した」 宗教2世・長井秀和が告発「100万円の壺なんて安すぎて学会員にはピンとこない」
https://news.yahoo.co.jp/articles/f7464e4653e2c2b64cad68977f784e5e54a6af6f
旧統一教会実施の養子縁組 法的問題か 専門家「行政調査を」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221115/k10013892041000.html



そこから宗教とお金の問題になるのだが、特殊な印象があるのが新興宗教だろう。それは信仰に対価を求めるからだが、奇跡とて気の持ちようだ。主にそうでありたい事に結びつけるのだが、小生の場合に例えると、なかなか最善の方法が浮かばず、修理が頓挫していたカセットデッキが、父の死の時期を境に、その方法を閃き、修理を完成させたのは、奇遇な結果になった事を奇跡に結びつけたかったからだ。なので勝手にそれを【奇跡】だと解釈をしたのだが、だからこそ、気の持ちようなのだ。記憶の紐付けにもなる。しかしその“気の持ちよう”をお金に結びつけるとヘンテコな事となる。それが霊感商法だと思う。“その奇跡が本当なのかを学ぶ為に教団で発行している本を読みましょう”だの、“その知識を深めましょう”だのと色々と煽るのだ。斯くして立派な信者が育つ。つまりはそう言う事なのだ。野暮な事ばかりなので、これで終わりにするが、小生にとっての宗教は、言わば転ばぬ先の杖なのだ。だから、それらの教えを頭に入れる事で、我が身を守る事が出来る。その程度の認識で充分だと思う。

コメント
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