おお魂よ、もう一度われらの本当の家に帰ろう!
地上というこの異国の地で、なぜにわれらは異邦人の身なりで、目的もなくさまようのか。
周りの生命体と五大元素は、汝にとってすべて異邦人である。
何一つ汝に属するものはない。
なぜに他国の人に愛着して、汝は己をそんなに忘れているのか。おろかな魂よ。
おお魂よ。真理の道を歩め! たゆまずのぼれ、
汝の道を照らす明かりとして聖慈愛をもって。
道中の糧として、注意深く隠された徳という富を携えよ!
二人の追いはぎのごとく、貪欲と欺瞞は汝の富を奪おうと待ち構えているから。
そして汝はいつもそばに、害悪から守る番人として、心の平安と自制を保ちおけ。
聖者との交わりは汝にとって路傍の憩いの場所となるであろう。
そこでしばらく、汝の疲れた手足を休ませよ。
もし汝が迷ったら、そこの番人に道を尋ねるがよい。
道すがら、汝を怖がらせるものがあれば、そのときには大声で『彼』の御名を呼ぶがよい。
なぜなら、彼はその道の統治者だから。
そして死の神さえも、彼の前にひれ伏すに違いないから。