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boban のんびり 株投資日記

備忘録です。ディトレードなどの短期勝負ではないので、日々の変化はあまりありません。

金融政策決定会合における主な意見 (2016年3月14、15日開催分)

2016-03-25 | 2016
日銀のホームページ


家計の所得の着実な増加にもかかわらず消費が弱い背景には、年金生活者をはじめ消費者が防衛的な行動を強めている可能性がある。

先行きの物価や消費の基調に大きな影響を与える主要企業のベアは、昨年を相応に下回る可能性が高い。

春先以降、基調的な物価が前年同月比+1%台前半を維持する蓋然性は低下した。

マイナス金利政策は撤回が望ましいが、導入直後の撤回は市場を混乱させるほか、日本銀行の信任を失墜させるリスクがあるため、効果を明確に示せない限り現状維持にすべきと考える。

マイナス金利政策は金融仲介機能の低下から経済に悪影響をもたらすほか、将来の金融不均衡蓄積のリスクを高める。また、人々の不安を高め、デフレマインドをかえって強める方向に作用している。

マイナス金利が国民の一部に不安をもたらしている面もあり、期待に働きかける難しさを感じる。

サプライズが日本銀行の政策反応関数を不透明にし、市場の不安定化に拍車をかけた。

マイナス金利導入決定後の急激な金融市場の収縮、国債市場のボラティリティ上昇等に起因する金融市場全体の不安定化が、経済に及ぼす悪影響を注視したい。

小峰夫教授(法政大学)のコメント