boban のんびり 株投資日記

備忘録です。ディトレードなどの短期勝負ではないので、日々の変化はあまりありません。

難民と移民をいったんトルコに  EUが検討へ

2016-03-11 | 2016
3月8日 14時27分 NHKニュース


EU=ヨーロッパ連合は、難民や移民の流入を抑えるため、経由地となるトルコとの首脳会議を開き、トルコからギリシャに渡ってくる難民と移民をいったんすべてトルコに送り返し、保護が必要な難民だけをEU側に移住させる案を検討することを決めました。

中東などからヨーロッパに渡る難民や移民が増え続けるなか、EU各国は7日、難民の経由地となっているトルコのダウトオール首相をベルギーのブリュッセルに招き、首脳会議を開きました。

この中で、トルコはギリシャに渡る経済的な目的の移民や紛争地のシリアなどからの難民について、EUがいったんすべてトルコに送り返し、保護が必要と認められる難民だけをEU各国に直接移住させる新たな案を示しました。そして、その条件として、トルコ国内の難民を支援するためEUが表明した3700億円の支援を倍増することや、トルコのEU加盟に向けた交渉を加速させ、ことし6月末までにEU域内に渡航するトルコ国民に対してビザを免除することを求めました。

会議のあとの記者会見で、EUのトゥスク大統領は「トルコの提案は問題解決の突破口になるだろう」と述べて、内容を詳しく検討し、来週開くEU首脳会議で合意を目指す方針を明らかにしました。

しかし、難民を送り返すことは難民の保護を定めた国連やEUの規定に触れるとの指摘があるうえ、国内で強権的な政権運営を続けるトルコ政府との関係強化にはEU各国の懸念も強く、調整は難航する可能性があります。