予想100万件 結果328.3万件
毎週発表される数字だが、スケールが違いすぎる。
このデーターの入手先 セントルイス連銀
市場関係者のコメントは以下の通り。 (ロイター)
●今後の悪い指標の始まり
<ソシエテ・ジェネラルの米金利戦略部長、スバドラ・ラジャパ氏>
予想されていた内容だ。現時点では予想を超えると幅広く想定されていた一つの指標に重きを置くのはかなり難しい。
今回の指標は、今後数カ月間に出てくる極めて悪い指標の始まりだ。債券市場は既に上昇しており、この指標を受けて大きな反応は出ていない。
●市場の冷や水に、一段の財政支援必要
<プルデンシャル・ファイナンシャル(米ニュージャージー州)のチーフ・マーケット・ストラテジスト、クインシー・クロスビー氏>
過去最多の数値となり、市場の冷や水となった。同水準の数値が3─4週間続けば、一段の財政支援が必要になる。米連邦準備理事会(FRB)による金融政策でさえ、通常とは異なる様々な方法で財政分野に移行している。
予想よりも弱い指標を受けても市場が安定的に推移するとすれば、市場参加者が一段の経済刺激策を期待していることを示唆する。2兆ドル規模の経済対策はすでに合意されたが、増強する必要があるだろう。
●失業率は週間で2%悪化
<BMOキャピタルマーケッツ(ニューヨーク)の米金利戦略部長、イアン・リンゲン氏>
これまでの最高は1982年10月に記録した69万5000件だった。申請件数は328万件と予想の170万件を大幅に超えたが、誤差範囲の高さに留意する必要がある。今月の雇用統計の調査期間は過ぎているため、今回の内容が完全に反映されるのは5月に発表される4月の雇用統計まで待たねばならない。
統計を基に計算すると、失業率はわずか1週間で2%悪化したことになる。申請件数が10万件を超えた州は10州に上り、ペンシルベニア州が36万3000件と最も高かった。指標は今後さらなる悪化が予想される。
ブルームバーグ
バンク・オブ・アメリカ(BofA)の米経済担当責任者、ミシェル・マイヤー氏は「この統計は景気下降の深刻さと速さを示している」と指摘。「今回のリセッション(景気後退)の特異性を物語っている。時間をかけて衝撃が拡大した過去の景気下降局面より、急速にリセッションに陥っている。今後数週間も非常に高い数値が出る恐れがある」と述べた。
毎週発表される数字だが、スケールが違いすぎる。
このデーターの入手先 セントルイス連銀
市場関係者のコメントは以下の通り。 (ロイター)
●今後の悪い指標の始まり
<ソシエテ・ジェネラルの米金利戦略部長、スバドラ・ラジャパ氏>
予想されていた内容だ。現時点では予想を超えると幅広く想定されていた一つの指標に重きを置くのはかなり難しい。
今回の指標は、今後数カ月間に出てくる極めて悪い指標の始まりだ。債券市場は既に上昇しており、この指標を受けて大きな反応は出ていない。
●市場の冷や水に、一段の財政支援必要
<プルデンシャル・ファイナンシャル(米ニュージャージー州)のチーフ・マーケット・ストラテジスト、クインシー・クロスビー氏>
過去最多の数値となり、市場の冷や水となった。同水準の数値が3─4週間続けば、一段の財政支援が必要になる。米連邦準備理事会(FRB)による金融政策でさえ、通常とは異なる様々な方法で財政分野に移行している。
予想よりも弱い指標を受けても市場が安定的に推移するとすれば、市場参加者が一段の経済刺激策を期待していることを示唆する。2兆ドル規模の経済対策はすでに合意されたが、増強する必要があるだろう。
●失業率は週間で2%悪化
<BMOキャピタルマーケッツ(ニューヨーク)の米金利戦略部長、イアン・リンゲン氏>
これまでの最高は1982年10月に記録した69万5000件だった。申請件数は328万件と予想の170万件を大幅に超えたが、誤差範囲の高さに留意する必要がある。今月の雇用統計の調査期間は過ぎているため、今回の内容が完全に反映されるのは5月に発表される4月の雇用統計まで待たねばならない。
統計を基に計算すると、失業率はわずか1週間で2%悪化したことになる。申請件数が10万件を超えた州は10州に上り、ペンシルベニア州が36万3000件と最も高かった。指標は今後さらなる悪化が予想される。
ブルームバーグ
バンク・オブ・アメリカ(BofA)の米経済担当責任者、ミシェル・マイヤー氏は「この統計は景気下降の深刻さと速さを示している」と指摘。「今回のリセッション(景気後退)の特異性を物語っている。時間をかけて衝撃が拡大した過去の景気下降局面より、急速にリセッションに陥っている。今後数週間も非常に高い数値が出る恐れがある」と述べた。
[ボストン 25日 ロイター]
米連邦準備理事会(FRB)元議長のバーナンキ氏はCNBCとのインタビューで、現状は1930年代のような不況ではなく、同規模の不況に向かってもいないとの見解を示した。また市場の大幅な変動を認めた上で、新型コロナウイルスによるクラッシュは「吹雪や自然災害」のような1─2四半期の経済事象に過ぎないと述べた。
バーナンキ氏は新型コロナ対策が経済に影響を及ぼすと説明。さらに、米国の銀行システムは2008年の金融危機時よりもはるかに強化されており、信用面やバランスシートも他国に比べて強固だとした。
第2・四半期への打撃は深刻なものになるとしたものの、米セントルイス地区連銀のブラード総裁が示した失業率30%、第2・四半期の国内総生産(GDP)半減ほどには至らないと指摘。パウエルFRBや連邦公開市場委員会(FOMC)による迅速な措置は称賛されるべきと強調した。
米連邦準備理事会(FRB)元議長のバーナンキ氏はCNBCとのインタビューで、現状は1930年代のような不況ではなく、同規模の不況に向かってもいないとの見解を示した。また市場の大幅な変動を認めた上で、新型コロナウイルスによるクラッシュは「吹雪や自然災害」のような1─2四半期の経済事象に過ぎないと述べた。
バーナンキ氏は新型コロナ対策が経済に影響を及ぼすと説明。さらに、米国の銀行システムは2008年の金融危機時よりもはるかに強化されており、信用面やバランスシートも他国に比べて強固だとした。
第2・四半期への打撃は深刻なものになるとしたものの、米セントルイス地区連銀のブラード総裁が示した失業率30%、第2・四半期の国内総生産(GDP)半減ほどには至らないと指摘。パウエルFRBや連邦公開市場委員会(FOMC)による迅速な措置は称賛されるべきと強調した。