紺日わん倶楽部

日々の暮らしに彩りを

裏千家 淡交会の研究会 真の行

2008-09-23 | 茶の湯
淡交会の今年度第4回目の研究会が中野サンプラザで行われております。
9月22日~24日
課目は真の行、中置の炭、中置の続き薄茶です。

真のお点前は奥秘で口伝の課目なので教本などなく、先生から教えていただいたお点前の手順をそのつどノートに書きとめ何度も確認見直しながら完成させていくものです。

今回の講師は今日庵業躰部から白波瀬宗幸先生でした。穏やかな語り口と時おり笑い有りの、易しい解説でとても有意義な研究会でした。
一番印象的だったのは、呼吸の整え方とリズム。足の運びから始まり、帛紗捌き、茶入(茶の清め)、茶杓、茶筅、茶碗の清め、お道具の取り扱いにいたるまで呼吸のリズムと呼応する様に、吸うときと吐くときの息の使い方など気息を整えることによって、場の空気が清められ落ち着きが生まれ主客の一体感が生まれ一座が建立されるとの事でした。

まだまだ手順や扱いに気持ちがあるうちは余裕もなく、場の流れや空気感などに思いも及びませんが、回を重ねることにより、だんだんと無駄のない洗練された点前の所作に自分自身が集中し、無我(何事にもとらわれのない)の境地になっていく様に思います。

次回は11月13日~15日 課目は真の炭、大円之真、壺飾り、講義、と盛りだくさんです。
研究会に参加することによって自身の点前のあやふやなところを確認すると共に、
業躰の方々の茶道に対する哲学や思想までも伺える事が今後の歩みに繋がると思っています。
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