紺日わん倶楽部

日々の暮らしに彩りを

🌸令和3年3月3日 ひな祭り🌸

2021-03-03 | 茶の湯
🌸令和3年3月3日 と3並びの桃の節句です。🌸


今日の一服

お菓子は橘(森八製)、お茶碗は桜の🌸花びらを散らした瀬戸茶碗。





右近の橘・左近の桜の話
(国史大辞典)によれば、
 京都御所内裏(だいり)の紫宸殿南階の東に植えた桜と、西に植えた橘をいう。
 東は左大将以下が居並ぶ左近衛陣、西は右大将以下が居並ぶ右近衛陣として、
 それぞれ桜と橘の木を陣頭として列立するので、右近橘・左近桜と通称。

男雛、女雛の位置も
大正天皇の即位礼で、西洋文化を取り入れられた事により左右逆に飾り付けられたり。地域によりけり。

いずれにしても
無病息災を願って。

昨日のお茶室の設えもお雛祭り仕様で華やかな雰囲気でした♪









茶室では釣り釜のゆらぎが春風や陽炎の風情を感じる頃。

貝合わせの香合や桜餅のお菓子が花を添えてくれます。





桜餅といえば
長命寺と道明寺がありますが、
長命寺(関東風)は
小麦粉などの生地を焼いた皮で餡を巻いた、クレープ状のお餅。

道明寺(関西風)は、もち米を蒸して乾燥させ粗挽きした「道明寺粉」で作ったお餅を、
桜の葉でつつむタイプ。

葉っぱは食べる、食べない?

向島長命寺桜餅山本やのホームページによれば、 
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召上り方は、葉をはずしてお餅にうつった桜葉の香りと餡の風味をお楽しみください。
桜葉は、お餅の香りづけと乾燥を防ぐためにつけてあります。
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とありました。

わたしは葉っぱも一緒に美味しく頂いてます。

お稽古
釣り釜でやるお点前ではないのですが、

久しぶりに
行之行、台子の薄茶、
台子で釣り釜の初炭
など

あと2ヶ月で炉も終い。名残り惜しく。







ご近所の河津桜は満開でした。
水仙も咲きほこり、もうすっかり春🌸
コメント
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