紺日わん倶楽部

日々の暮らしに彩りを

東大寺二月堂「修二会」と伊勢神宮 ~PART1~

2014-03-07 | 日記
先週末あいにく雨模様でしたが東大寺の二月堂と伊勢神宮にお参りに行って来ました。
PART1では東大寺と二月堂をご案内。

東大寺の二月堂「修二会」はお水取りの行事としても有名。
お水取りが始まるといよいよ春も近い。
これまで詳しいことを知らずに何となくやり過ごしてきたが、
今回念願叶い実際にお松明の様子やセミナーを通して詳しく知ることができ
奥の深さを実感することとなりました。

夜7時からのお松明までの間、セミナーをうけたり東大寺の大仏殿や公園など散策。


鹿さんも人なれしてるね。





奈良 東大寺の大仏様。 久しぶりに拝ませていただきました。
見上げるとやっぱり大きい!!
大仏様の前に立つと自然と厳かな気持ちになりますね。






大きなふくよかな手。実物大。


せっかく来たのだからとおみくじを購入。
なんと凶ではないか。懺悔。この機に厄払いをしなくては。


修二会のセミナー会場。講義おおよそ1時間。ビデオ20分位。
講師 東大寺長老 森本公誠先生

修二会の正式名称は「十一面悔過(じゅういちめんけか」
我々が日常犯しているさまざまな過ちを二月堂の本尊である十一面観世音菩薩の前で懺悔することを意味する。
罪障を懺悔し清浄な心身を得る事によって禍や災難を取り除き幸福を招こうというのである。
大仏開眼と同じ年752年から途切れることなく千二百有余年のあいだ連綿と続いているというから驚きだ。

そして一番の疑問がこの行事にお水取りがどのようにかかわっていったか?
これには古事があって東大寺の開山、良弁僧正の高弟 実忠和尚の行法に間に合わなかった若狭の遠敷(おにゅう)明神だけが遅れたため
お詫びのしるしに閼伽水を献納しようといわれると
白と黒の鵜が磐石を割って地中から飛び出しその後甘泉が湧き出して香水が充満したという。
現在の若狭井の井戸から毎年12日の夜半すぎこの香水を汲んで観音さんにお供えすることになった。
そこから「お水取り」の言葉が生まれ修二会全体を表す俗称になっている。
なるほど!お水取りは3月12日の行事だったのか!
セミナーを受けると一連の行事もわかりやすくより深く感じられる。



待ちに待ったお松明。二月堂の舞台で火のついた松明を端から端に振り回す行事。
本行の期間中連日行われるが、12日のみ11本の松明が上堂するが他の日は10本。
松明は長さ6~8m重さ40kg。
松明が燃え上がる火の粉と共に爛干に姿を現わすとその荘厳さに息をのむ。
寒さの中、傘さしながらも最後までこの幻想的な舞台にくぎ付け。
10本終わるまで時間にして17分位。今か今かと待ちわびる時間の方が長い。がまた来たい!


カメラマンの数も半端ない。

是非機会があれば生で観てほしい!

東大寺 二月堂 修二会 (お水取り)


夕食は↓

冷え切った身体に大和の味がしみわたる。
奈良の特産品。柿の葉寿司に三輪そうめん。ゴマ豆腐に野菜などお煮物。
名古屋までの新幹線と名古屋から奈良までバス。朝から移動時間が長くちょっとくたびれました。
明日はいよいよ伊勢神宮の旅へ。
おやすみなさい。

コメント
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