紺日わん倶楽部

日々の暮らしに彩りを

春の懐石料理 大徳寺縁高

2012-02-28 | 茶の湯






月に一度 茶事に沿うお料理を習っています。
今月は春の華やぎや気軽な茶事にあう大徳寺縁高の弁当
他のお料理教室では、先生のやってるところを見るだけで
実際包丁でさばいたり作らないところもあるようですが、
このお教室は生徒がすべて実際に作ります。
お向こうに使う細魚も3枚に下ろすところから始めます。
細魚などめったに下ろしたことがないのでやってみると案外難しい。

今日の献立の中で珍しい1品は酒粕の天ぷら。
1.酒かす(板かす)を半解凍した状態で梅型に抜く
2.片栗粉をまぶし天ぷら粉を付ける
3.170℃の油で揚げる
4、砂糖を少しまぶす

チーズのような食感ですが酸っぱいような甘いような独特な味
日本酒にとっても合います

献立は
    ・小柱のごはん(物相にて)
    ・生鮭の幽庵焼き スナップエンドウ添え
    ・蕾菜と酒かすの天ぷら
    ・菜花の辛子和え
    ・独活と蓮根のきんぴら
    ・活け巻き海老の酒炒り
    ・梅麩の甘煮
    ・出汁巻き卵
    ・季節の蒲鉾
    ・漬物
この他、向付 細魚とわけぎ、うるいの黄身酢かけ
     汁  紅白はんぺんの澄まし

大徳寺縁高にきれいに盛り付け完成でーす。 ☆3つです。


試飲したお酒


紙にお酒の銘柄が記入されていています 


この徳利 酒を注ぐと鶯の鳴き声がします。

今回はお酒問屋様が燗酒にお薦めのお酒をお持ち下さり
4種類ほど飲み比べました。
燗の温度も温度計で計りながら微妙に変化するお酒の味を吟味
お薦めも適温を知るとほんとにおいしい状態でいただけます。
詳細はこちらのサイトでご覧になれます。
大星