simagonia

しまなみ海道周辺で季節を通じて遊んでいる活動内容の記録。山登り、釣り、テレマークスキー、ロードバイク、ゴルフなど。

穂高縦走  【2日目】

2005年09月24日 | 山登り
山行予定
【2日目】涸沢~北穂~穂高岳山荘

 今日も晴れである。気持ちの良い朝だ。涸沢の朝焼けを楽しんでテントを撤収。南稜ルートから北穂を目指す。
 涸沢でのんびりしすぎた為、スタートに出遅れ、登りの道は少し渋滞気味であった。鎖場、梯子付近では、更に渋滞は悪化。足止めを食らう。しかし、抜けるような空の蒼さに癒されて、少しも気にならないほどだ。


    奥穂高 


 北穂に到着したのは、10時位だったか?コースタイムより30分ほど遅かった。まず、北穂からの絶景を存分に楽しんだ。360°の大パノラマだ。少しガスが出てきたが、それでも槍の頂も見ることができた。視界に入るすべての景色をカメラに収め、思い残しのないよう時間を費やす。今回で北穂も2回目だが、3回目、4回目と来ても多分同じ感動がまた味わえるであろう。そんな気がする。

 北穂高小屋のテラスで休憩をする。大キレットに槍ヶ岳を眺めながら飲むコーヒー。贅沢な時間だ。


   大キレット越に望む槍ヶ岳

 北穂高から涸沢岳へ向かう。この北穂から涸沢岳のコースも岩場のアップダウンや梯子など危険を伴うコースだ。
 そこで事件は起こった。1番後ろを歩いていた、くわさんが涸沢岳に到着してもなかなか姿を現さない。3人でしばらく待っていると、顔面蒼白でやって来た。聞くところによると、涸沢岳の最後の登りで、滑落したらしい。本人は、30cmと言っていたが、彼の後ろを歩いていた登山者に聞くと2mは、落ちたとの事であった。足場の岩ととホールドの岩が、崩れたそうだ。たいした怪我はなく、かすり傷程度だけであったが、精神的ダメージはかなり受けているようだった。
 そんなこんなで、なんとか穂高岳山荘に到着。すぐに昼食をとる。くわさんは、あまり食欲がなさそうだった。
 夕方からは、天気が崩れてきた。風は強くなり、雨も降ってきた。テント内で食事となる。このままの天気だと、西穂高までの縦走は厳しいかな?天候の回復を願いつつ就寝するが、風でテントが煽られその音がうるさく、なかなか寝付けなかった…

最新の画像もっと見る

コメントを投稿