simagonia

しまなみ海道周辺で季節を通じて遊んでいる活動内容の記録。山登り、釣り、テレマークスキー、ロードバイク、ゴルフなど。

黒部源流  【4日目】

2005年08月15日 | 山登り
山行予定
【4日目】三俣山荘~三俣蓮華岳~双六岳~新穂高温泉

 昨日に引き続き雨だった…雨音で、夜中に何度も起こされた。こんなときのテントの撤収は、大変だ。雨が少し弱まったのを計らって、一気に片付ける。テントを雨の中で、強引に片付けた為、水を含み重い。4日分の食料はなくなったが、テントがその分重くなり、来たときのザックのの重さと余り変わらないような気がする。
 今日は天気が回復する兆しがないが、とりあえず、三俣蓮華へ登り、双六岳へ行こうと思っている。
 テント場を後にして約1時間ほどで、三俣蓮華岳の山頂に着く。ガスで何も見えなかったが、証拠写真だけを収め、双六岳へと急ぐ。双六岳で小休憩。ここから、双六小屋へ下る。天気は、相変わらず雨…
 双六小屋で昼食を取る。作るのは、面倒だったので小屋でうどんを注文する。次から次へと、人が休憩をとりに入ってくる。こんな日の山小屋は、大賑わいである。ゆっくり休む暇もなく、早々に小屋を出る。
 鏡平に着いたころには、雨はもっとひどくなり、登山道は沢のようだった。靴は、4日間の雨で中まで濡れている。とにかく、早く温泉に浸かりたい。そのことで、頭の中はいっぱいだった。新穂高温泉に到着したころには、疲れ果てていた。ザックを車に投げ入れ、駐車場から出てすぐ温泉に向かった。
 この4日間は、雨が降らなかった日はなかった。そんな中でも、鷲羽岳と黒部五郎岳で晴れたのは、とても印象に残った山であった。それ以上に雨の印象も、強く残ったが…
 

黒部源流  【3日目】 ~黒部五郎岳~

2005年08月14日 | 山登り
山行予定
【3日目】三俣山荘~黒部五郎岳~三俣山荘

 雨音で目が覚める。今日は、黒部五郎岳のカールを見に行く。今回のメインイベントであるが、またまた雨…。重い腰を上げ、今日もサブザックに最低限の荷物を詰め、ひとまず黒部五郎小舎を目指す。カッパ着用で。登山靴もなかなか乾かず、靴の中は湿りがちだ。
 三俣蓮華岳は通らず、迂回路で黒部乗越から五郎小舎へ下る。雨は、しばらくすると止んだ。途中、雷鳥にあった。4~5羽いた。こんな雨の日は、活動活発である。黒部乗越まで来ると、五郎小舎へは下りになる。
 五郎小舎に到着すると、ザックを下ろし休憩をとった。ここまで来ると、五郎のカールまでは、あとわずかだ。雨はすでに止んでいる。天気も回復しつつある。
 五郎小舎から、登りとなるがそれほど急ではない。雪解け水から造られた小川があり、足元にはお花畑が広がる。やがて、五郎のカールの特徴である巨岩が多く見られるようになる。
 やって来た。五郎のカール…本当に自然美って感じである。しばらく、見とれていた。


   黒部五郎のカール1

 ここで少し早いが、昼食をとる事にした。人もほとんどいなく、カールを独り占めしていた。とても、贅沢な感じがした。1時間は、いただろう…


   黒部五郎のカール2

 カールの底から五郎岳のピークを目指し、登りにかかる。山頂は、さすがに人が多かった。しかし、360°の大展望を満喫した。山頂にいる人誰もが笑顔だった。たしかに、この景色を見ると笑みもこぼれる。
 山頂からは、稜線ルートで五郎小舎へ戻る。カールを足元に見ながら下って行く道であったが、アップダウンが結構あり以外に時間がかかった。


   五郎のカール全景

 五郎小舎に到着して、休憩をしていると雨が降ってきた。雨が、ひどくならないうちにテントに戻ろう。天気が良ければ、三俣蓮華岳に登ろうかと思っていたが、この分だと景色を望めそうにない。
 テント場に戻るとものすごい勢いで雨が降ってきた。カールとピークで晴れたのは、本当に良かった。しかし、今日もテント内で食事だ…





 

黒部源流  【2日目】 ~鷲羽岳~

2005年08月13日 | 山登り
山行予定
【2日目】三俣山荘~高天原温泉~鷲羽岳~三俣山荘

 天気予報は、午前中は曇り。午後からは、晴れるらしい。曇っているときに、ピークに登っても面白くないので、午前中は、秘湯高天原温泉 に行き、午後から晴れるようなら鷲羽岳に登ってみようかと思っている。
 朝食を済ませると、サブザックに必要なものを詰め込み、今日もカッパスタート。天気は、雨が降ったり止んだりって感じ。
 三俣山荘をスタートして15分ほど下ったところに、黒部源流標がある。



   黒部川水源地標

 そこから岩苔乗越 までは、余りきつくは無いが登りとなる。周りには、花が咲いたり、雪渓からの雪解け水が小川を造り、涼風を運んでくれる。天気も少しずつ回復してきている。
 岩苔乗越からは、下り。ここから約2時間半ほどで、高天原山荘に到着する。長い下りの登山道をのんびりと下る。ほとんど人にも会わない。静かな山の中を一人で歩いていると、この道で本当にあってるのかと時々不安になる。長い林の道を抜けると、湿地帯が現れる。高天原山荘は、もうすぐだ。
 11時に、高天原山荘に到着。今までの山小屋の雰囲気とはまた違う雰囲気のある小屋である。静かな湿地帯の中にぽつんと佇むその外観は、山の歴史を感じさせる。ここには、電気も来ないランプの宿である。小屋の前で、昼食を作る。味噌ラーメンと五目ご飯で腹を満たし、メインの温泉は食後にゆっくりと入るとする。
 山荘から更に10分ほど奥に行った、沢沿いに温泉はある。温泉につくと、誰もいなく貸切だった。一目散に湯船に飛び込む。丁度よい湯加減。温泉は、白く濁りがあり、少し硫黄臭ある。これは気持ちいい!まさに、桃源郷って感じ。この温泉だけに入りにくる登山者がいるが、その気持ちが良くわかる。どこの登山口から、入ってもここまで、1泊はしないとこれない秘境。ここまで、その道のりを歩いてきた者にしか味わえない感じだろう。ゆっくりしていると2人入ってきた。聞くと、雲平から来たという。昨日は、雨で湯が少しぬるかったらしい。体がふやふやにふやけるほど温泉につかり高天原を後にする。


   高天原温泉

 山荘で水分を十分にとり岩苔乗越に向かう。高天原から歩いてきた道を登り返す。温泉上がりで気持ちよく歩いていたが、登りの道ですぐ汗をかく。このあたりから、空が明るくなり青空も所々に見られるようになる。サブザックなので、登りも軽快に岩苔乗越まで行けた。


   岩苔乗越へ

 岩苔乗越からは、ワリモ岳を経由して、鷲羽岳へ向かう。高度も上がり、気温も下がり、雲の隙間からは日差しが注ぐ。今回やっと山歩きの楽しさを味わえた時間だった。1時間ほど歩くと、鷲羽岳の山頂に到着。人が、5~6人いた。槍ヶ岳の山頂は雲に隠れて見えなかったが、今までの天気を考えるとこれだけ晴れているのは、本当に良かったと思った。鷲羽池も見える。あとは、三俣山荘に下るだけなので、山頂でゆっくりと景色を楽しんだ。今日は、テントも張ってあるし帰ってご飯の支度をするだけなので、十分に山を楽しめる。


   鷲羽池

 1時間ほどいた。夕焼けを見たかったが、雲が出てきたので山頂をあとにした。山荘に着き、夕食を作っているとまた雨が降ってきた…



黒部源流  【1日目】

2005年08月12日 | 山登り
山行予定
【1日目 】 新穂高温泉~鏡平~双六小屋~三俣山荘(泊)
【メンバー】 単独

 前日、深夜の1時30分に新穂高温泉の無料駐車場に到着する。入り口に警備員が立っており、「あと15~16台は空いてますよ」と声をかけられる。しかしこんな深夜までご苦労なことだ。着くとすぐに寝床の準備をして就寝だった。
 起床すると天気予報どおり雨が降っていた。カッパを着用してのスタートだ。
 今日の予定は、三俣山荘まで行く予定だ。少しきついが、そこで3連泊の予定なのであとは、黒部源流辺りをぶらぶらしようと思っている。
 わさび平を抜け、小池新道を登って行く。鏡平に到着したが、天候は相変わらずだ。前回の槍ヶ岳の山行のときも、雨だった。まぁ、帰りも同じ道を通って帰る予定なので、そのときの鏡平の景色を期待しよう。行動食で、簡単に昼食をとり弓折岳の稜線へ登っていく。弓折岳の分岐からは、双六小屋へは稜線歩きである。
 双六小屋に到着する。雨に打たれてるせいか、いつもより疲労がはやい気がする。ここでしばらく休憩する。
 双六からは、巻道を通って三俣を目指す。このルートは、カールに多くの花も咲いており気持ちよい山歩きができた。しかし、三俣山荘に下る最後の下りが、とても疲れた。山荘に着くと、テント場の受付を済ませテントの設営に取りかかる。このころには、雨がやんでいたが、テントを張っているときにまた降り出した。慌ただしい、テント張りだった。
 夕食は、カレー。今日はさすがに疲れたのか、食後すぐに就寝する。しかし、あの雨の中よく寝れたもんだ。
 

常念岳  【2日目】

2005年08月07日 | 山登り
山行予定
【2日目】 常念小屋~常念岳~蝶ヶ岳~三股

 4時に起床。天気は、まずまず。朝食は、おにぎりと味噌汁。御来光をゆっくりと眺め、テントを撤収。常念岳への登りにかかる。山頂が近づいて来た頃に、またガスが出てくる。昨日とあまり変わらない状態であったが、なんとか山頂からの風景をカメラに収め、蝶ヶ岳への縦走路へ取りかかる。
 本来なら、槍・穂高連峰の眺めがよいということで人気の登山道であるが、穂高方面は、ガスでいまいちである。登山道を気持ちよくいい稜線あるきができた。足元に咲く花もきれいで、あっという間に蝶ヶ岳ヒュッテに着いた。
 昼飯は、ヒュッテでうどんを注文した。これがとても、うまかった。
 

   御来光

ヒュッテから、1分ほど行くと蝶ヶ岳山頂である。登山者に、ピークの写真を撮ってもらう。それからは下る一方だ。気温が高くなり、下りの途中で水が切れてしまうが、力水という水場でガブ飲みし、水を補充する。
 あとわずかで三股の駐車場というところで、雷が鳴りだし、豪雨となった。今日も夕だちである。ちょうど登山届けを出す小屋に着き、ここでしばらく雨宿りをする。あとわずかな距離なので、カッパを出すのも面倒で30分足止めを食らった。雨が止むと、強い日差しが戻ってきた。


   常念岳

常念岳  【1日目】

2005年08月06日 | 山登り
山行予定  
【1日目】 三股~常念岳~常念小屋(泊)
【人 数】 単独
 
 三股から常念岳を目指す。天気は、晴れ/曇り。4時間ほど登れば前常念岳に到着する。そこから40分で常念岳山頂だ。少しガスが多く、穂高方面はなかなか晴れない。眺めもあまり良くなかったので、山頂をあとにする。明日、もう一度来るからいいかと思って常念小屋へ下る。
 

   大天井岳

 到着するとテント場は、思っていたよりにぎやかであった。テントを張り、しばらく中で休憩していると、雨が降ってきた。夕だちだろう。あまり激しくは無かったが、30分ほど降っただろうか。雨が止むとすぐに飯にした。今回の山行は、1泊2日の予定なので食料もたくさん持ってきた。チキンカレー、ワンタンスープ、ウィンナー、漬物と豪華な夕食である。たらふく食べて横になっていたら、爆睡していた。


   常念小屋より