…そうして、まさかの出会いです
焼き菓子屋さんで、こんなにカッコいい人(本)に出会えるなんて、夢にも思っていませんでしたから❣️
NPO法人すくすくはあと
土崎幸恵 著 / 世音社 出版
まだ読み始めて半分くらいですが、
共鳴、共感を通り越して、何て表現したらよいか分からないくらい、すごく近くに感じるのです。
読みながら、走馬灯のようにフラッシュバックするのです。
干し芋のタルト(すごく好き❣️)を頬張りながら、お話に入り込んでしまいます。
わたし自身も、3人の子育て、元夫の発達障害(43歳でADHD、躁鬱病と診断された)
、長男の非行(今は孝行息子)、離婚を経て、現在次男(知的障害)の入院からグループホームへ向けてサポート中の身。
と、境遇は比べられないけれど、家族のことで、人には言えない苦労や絶望の淵を歩いてきたからこそ、何か通じるものがあるように感じるのです。
生きづらさって、障害を持ってる人にとっては、ない人には比べものにならないくらい大きく重く感じるんじゃないかな…。
家族も同じかな。一緒に暮らせたら良いけれど、現実はなかなか困難だ。
差別や偏見は、ないんじゃないか、と楽観視してたけど、引っ越しの挨拶でお隣のお宅へ息子も一緒に連れて「知的障害がありますが、留守番はできます…」と、挨拶したのが凶とでたのか、通所施設を探している間(息子1人で留守番せざるおえず)、
壁を叩いているようでうるさい、
若い男子だから、発散できてないんじゃないか?
預かってくれるおばあちゃんいないの?
福祉の窓口に相談したら?
どこか別の部屋に移っては?
と、帰宅したわたしを見つけては、近寄ってきて一方的にまくしたてられて…
たしかに、音に過剰反応し、慣れない環境でストレスを抱えて、天井を突いたりはしてましたが…
私とて、次の事業所を探そうと行動はしていましたが、簡単に見つかるものではありません。電話し相談に出向き、本人を連れて見学したり体験させたり…。
本人の意思を尊重しながら、やっと見つけた事業所も、家の環境が本人にとっては最悪だったようで改善されず
働きながら、知的障害者と暮らすのは、
今の私にとってはかなりの負担(精神&身体)となってしまい、結果、医療保護入院となっている訳です。
グループホームで暮らすことが、
現時点での目標になり、病院の先生、看護士さん、ソーシャルワーカーさん、体験するGHの施設長、通所事業所の理事長さん、市役所の職員さん…
皆さんの助けを借りながら、母としても
やれるだけのことを精一杯やり、明るい未来に希望の灯を心に灯しながら、地道にコツコツと努力しているのです。
息子の幸せと、私の幸せのためにも、
母子が共倒れにならぬよう、
助けを求めてジタバタするのです。
家族の問題は、家族だけでは解決しない。
そもそも無理なことなんですから。
自分ではどうしようもできないと、
無力感に苛まれたとしても、それを認めたら楽になり、他者に委ねたりお願いする事もときには必要なんだ、と気づけたら、
親と子がともに前向きに進めるようになるんだ、と身をもって感じるのです。
息子が小学1年生で知的障害と診断された時、毎朝起きるたびに、これは夢だったのね!と思いたい衝動に駆られる日々が続いたけど、同じように知的障害の子を育てているお母さん達との出会いが、何より私の救いとなったこと。
この頃に知った、ドイツの福祉の町の存在は、今でも私の妄想の世界だ
こんな町に住めたなら、親も子も幸せなんだろうなぁって、夢みるのです
息子の笑顔を見れる日を、心待ちにしている私です。
障害あるお子さんを育てているお母さん、
お父さんに、是非おすすめしたい本です
子どももお母さんも、安心していられる場所を、いつか私も作れたらいいなぁ…
そんな想いを蘇らせてくれたこの本と、
出会わせてくれた美の字さんに、
感謝&乾杯🥂✨