矢車草の咲く道を。

アートで穏やかで豊かな暮らしを。

障害児アートワーク♪

2016-03-18 09:52:42 | みんなの美術
桜の便りを耳にする季節になりましたね~

3月2回目の出張アトリエは… やっぱり さくら です‼️

『桜を描いてみよう』

の、テーマチャレンジしましたよ



自分の好きな桜でいいよ~

と提案してから、お花見の話しなどしながら画材を配っていきます。

今回は、にちょっとこだわって、障子紙にしました



画材は、
水彩絵の具(ホルベイン)
水彩色鉛筆(ステッドラー)
水彩クレヨン(カランダッシュ)
キットパスきっず(日本理化学工業)

描画素材としては、
スポンジタンポ
筆2種類

扇筆小学生に人気!

2本しか持っていかなかったので、取り合いに
初めて見る筆の形に興味津々‼️
「これ、高いの~⁉︎ 1万円~⁉︎」と、
何かにつけ値段を話題にするO君。

パレット🎨は10個用意したが、11人参加者があり足らなくて…
「先生のスペシャルパレットだよ~🌟」と出したら、T君がすかさず引き寄せ描き始めました


あっという間に全色を紙の上に塗り



T君の気持ちが現れてるようですね


いつもは粘土を触っているAさんも、今日は水彩絵の具をスポンジにつけて混色を楽しんでたね
ピンクでハッピー ニコニコさん!


ピンクって、どーやって作るんだ~?
と、おしゃべりしながら手は動かし制作は進んでいきます。



あっ!違ったー!違う違うこの色じゃないー!

と、思った色が出ないことにびっくりして慌てたり驚いたり。

でも、自分で考えて選んだ色これは違う!と自分で感じたり、気づくことこそが大事な体験なんだよね。じゃ、どうする?ってまた自分で考える。自問自答繰り返すこと、が
ものをつくることのおもしろさなんだと思う。



みんな絵の具は大好きなんだね




スポンジタンポを器用に使って、絵の具をスタンプするように集中してましたね 顔の表情は真剣そのもの‼️ まさにプチアーティストです‼️



障子紙なので、窓に貼ると光を透かして色が浮かび上がり、綺麗です

11人いても、障害の内容は、知的障害児 ・自閉症・ダウン症・発達障害といろいろみな違います。

施設への《出張》という形で、子どもたちにどこまで自由な表現のびのびと安心して楽しんでもらえるか。

一人一人の潜在能力を引き出せているか

毎回が真剣勝負

でも、アートには正解なんてないし、なにより…

描いてると楽しい‼️

って気持ちが一番大切なんだと思う

そして、私は画材も大事にしたい。とくに子どもには本物に触れることが大切だと信じているので、
予算内でやりくりする事も押さえつつ、
これだけはゆずれない‼️部分は持ち出しになる場合も…

本物安心も提供してくれる。画材ブランドを選ぶ時は自分の好みが反映されるけど、やっぱり自分で使ってみて
これいい!ってものを紹介したいし

万が一、口に入れてしまっても体に害のない安全基準をクリアした画材でアートを楽しんで貰いたいからです

自発的に、能動的に 表現できるでありたいと思います。