今日は暑い中、実験田の田植えをした。といっても1畝もない。
今年の春、定年退職した2人の元上司も手伝いに駆け付けてくれたことが、とてもうれしかった。 (2人のように、さりげなく部下を助けられる上司に将来なりたいものだ。)
すぐ横のヨシ原でオオヨシキリが、上空でヒバリが鳴くなか、田んぼに肥料をまき、代掻きをする。そして、いよいよコシヒカリの苗の手植えだ。
田植えの途中、僕は田んぼの生き物に目をやる。いつの間にかヒメアメンボやヌマガエルなどが増えているようだ。 大地に水が引かれ、土が攪拌されると、濁った水が温まり、プランクトンなど眠っていた生き物が目をさまし、にぎわうようになる。捕食者であるヒメアメンボやヌマガエルなどはそういったシグナルをどうやってか敏感にキャッチしているらしい。
日本、いやアジアで何千年も繰り返されてきた営みと、その環境に適応してきた生き物に想いを馳せるのは楽しい。
ぬかるみに足をとられながらのへたくそな田植えをたくさんの目が見ていた。