90年代のNBA悪役スターと言えば、デニス・ロドマンです。彼はド派手なヘアと数々の奇行で注目されましたが、コート上では、リバウンドあるいはルーズボールを体をはって黙々と取り、ブルズのスリーピートに貢献しました。 神様ジョーダンの魅力と相反するこの「悪の魅力」とは何だったのか。 何にもとらわれず自由に行動するロドマンは、ルールの中で生きる僕らのなかにある閉塞感を代わりに打ち破ってくれていたのではないかと思います。もちろん、支持されたのは一流のディフェンシブ・プレイヤーであったからこそです。Blazeの常識と呼ばれている僕は、ロドマンのシグネチャーモデル、エア・ワーム・インデストラクトを眺めながら、こう考えました。
さて、今、彼のシューズを作ったらおもしろいだろうと思いませんか。全身のタトゥーをサンプリングして、シューズのアッパーにレーザーで落とし込んだり、ピアスを模したエア・ワームのパーツもより凝ったものにしたり……。
