やさしい気持ちでー大腸がんを乗り切ろうー

2012年7月に大腸がん(ステージ3a)を宣告された40代です。3年生に進級しました!子どもはまだ中学生!頑張ります★

ママ友にカミングアウトする覚悟としない覚悟

2015-03-21 12:06:27 | 大腸がん
20日ぶりの更新みたいですね(^_^;)。
この間色々と考えることはあったのですが、
年度末の仕事の忙しさと、義父の前立腺がんの手術等等で
忙しく過ごしていました。

ある病院を受診した際に、
がんをどこまでママ友に伝えるかという冊子を見ました。
ママ友に伝えるか伝えないか、どこまで伝えるか、
ガンママにとってはかなり重要な問題ですね。

私は、ママ友には誰にも話をしていません。
それは、子どもに伝えないということを決めたため、
ママ友→ママ友の子→我が子 に伝わることを避けるために、
ママ友・学校母には一切話をしないということを
決めたのです。

ママ友に話をしない、それもそれなりの覚悟がいります。
とても仲のよい信頼できるママ友に話をしないということは、
本当に本当に申し訳なさを感じます。
一緒にモーニングやランチをした時に、
何度言ってしまおう・・と思ったかわかりません。
言ってしまったら、どれほど楽かと・・。
信頼しているからこそ、罪悪感を感じます。

言うのは簡単。でも口からでたら、後は私の関われない領域に
その話が広がる可能性があります。
広がっても仕方がないのです。

人は、重い話を聞いたら、ひとりで抱えることが辛いために、
誰かに言いたくなります。
それを止めることはできないし、たとえ広がったとしても
それを批判することはできません。

娘が小学6年生の時に、
私は、ある学校母ががんであることを
娘の口から聞きました。
「○ちゃんのママ、がんなんだって」。
私ですら詳細を知らない話を、
子どもの口から知らされたことに衝撃を覚えました。
娘は「クラスの女子は全員知っている」。

娘の話では、小学6年生の女子なので、
皆本人の前では話はしない、ということでした。

「ママとパパの生きる理由」でも、
同様のことが放映されていましたね。

ママ友・学校母に言わない覚悟。
それは友達を裏切っている思いを抱えつつ、
助けを求めることもせず、PTAなどにも変わらず参加する覚悟。
孤独を背負う覚悟。

そして、伝える覚悟。
それは、どのように伝わるのかわからないということを
知っておく覚悟。

体調・事情によっては、
周囲に理解をしてもらうことがどうしても必要なこと
もあります。助けてもらうしかないこともあります。

また、私たちは悪いことをしているわけではないし、
本来ならば隠すことでもない。

ただ、伝える時には、
何らかの覚悟は必要な気はします。

「やさしい気持ちで」というタイトルでブログを書いてきました。

今は、「やさしく強い気持ちで」という風に思っています。
強い気持ちがないと、がんとは向かい合っていけません。

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16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ぷぷ)
2015-03-21 17:07:37
ミケさんの深い考えと気持ちが伝わってきます。

誰にどこまで話をするか、本当に難しですね。

私は、子供が社会人と大学生で一緒に暮らしていないため、学校関係でママ友に会うことはありません。
定期的に会うことはありますが誰にも言っていません。
誰にどんな風に話が伝わっていくのか分からないから。

病気に向き合うには「やさしく強い気持ち」本当にそう思います。
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Unknown (ちょろ)
2015-03-22 18:40:51
こんばんは♪
とても深く考えさせられました。

ほぼ成人に近い子供達にはさらっと話してしまった今、あのときどう思ったのだろうと最近思ったりします。
年頃の息子は「俺も同じ遺伝子だから膝が痛かった時は色々調べたよ!」なんて話してくれた時はちょっとドキッとしました。
私もママ友には話してませんが、貧血で~とか最近便秘が~とか聞くとつい話したくなります。
話す覚悟話さない覚悟、両方あるけど話す覚悟に私は少し甘い考えだったかなぁ~と最近思います。
話すことでまわりに守られようとしてたように思います。
子どもは病気の話はほとんどしませんが、とても心配させてしまったから反省です。
色々きずかさせてもらってありがとうございます♪
日々病気になったからこその人生の発見だらけです
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Unknown ()
2015-03-22 19:31:36
私は子供がいないのでこういう話題に口を挟める立場ではないけど、根治術後の経過観察か、根治術不可かによって、対応は変わるのかな、と思っています。患者自身の社会的立場があるのでね。

とはいえ、子供自身の立場になれば、たとえ運よく経過観察に持ち込めても、自分自身が癌になる可能性に関しては何ら変わらない。ある程度の年齢がいった時点で、知らせるべきなのかなー?とも思っています。

私の父親は私が生まれる前に大きな病気をしていたのですが、かなり長い間私はそれを知らされず、なんで父親が運動しないかについて、ただのグウタラだと思っていましたσ^_^; あの時は、なんで教えてくれなかったんだよーって思いました(笑)
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話したいけど (ひまわり)
2015-03-22 21:00:33
話せない。
私は職場の同僚にも話してません。
仲の良い人にも。
もしも逆の立場だったら、聞きたくないのかもと。
私は独身なので、今の現状をお伝えしました。
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ぷぷさん (ミケ)
2015-03-22 22:09:20
ぷぷさん

お元気ですか?そちらも次第に暖かく
なっているでしょうか?
(また寒くなるようですが・・)。

ママ友(学校母)は地域の方が多いので、
引っ越しをしない限り、この先ずっと
顔を合わせることも多いですもんね。
なかなか難しいです。
話をしないため、やはりどこかで孤独も感じます。
話ができない分、こういったブログでの
やりとりがとても有難い場です(*^_^*)
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Unknown (ミケ)
2015-03-22 22:16:04
ちょろさん

自分がガンになって、それでなくても
告知、手術、抗がん剤等々自分のことだけで
精一杯なので、どう子どもや周りに伝えるのか、
そこまで考える余裕なんて正直なかなかないですよね。
私のブログは告知間もない方がみてくださるようなので、少しでも考えるきっかけとなれば、と
書いてみました。

「色々と調べたよー」と言えるということは、
息子さんの心の中でも、少し整理がついた
ということなのでしょうね(*^_^*)。

告知の際に、病院でもこういったことについても
アドバイスしてくれるといいですよね!

返信する
Unknown (ミケ)
2015-03-22 22:28:08
彩さん

コメント有難う!そしてお帰りなさい!

親が40代で大腸がんになった場合には、子どもは20代から大腸検査をしたほうがよいようです。
だから、もちろん時期をみて娘には伝える予定です。
(まあ、毎朝にんじんジュース飲んでるので、
大病だったようだ、とは娘もわかっていますが(^_^;))。

こういうことについては、病院でのアドバイスは
ほとんどなく、でもがん母の悩みでもあり、
体調や各々の状況は違うのですが、
考えるきっかけになるといいな、と思い書いてみました。

旅行帰りで疲れもたまっているかな?
(免疫力はアップしたと思いますが!)
疲れがでないように気をつけてくださいね(*^_^*)。



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Unknown (ミケ)
2015-03-22 22:36:28
ひまわりさん

こんばんは!
私は仕事を休む関係で、職場には話はしましたが、
やはり後で色々と思うことはありました。
とても信頼できる同僚ですが、
お酒の入った席で(かなりお酒を飲む人で)、
やはり話をしてほしくない人の前で、
私の病気のことを話題にされたことがあります。
お酒の席なので、どうにもなりませんが(^_^;)、
飲んでない人もいて、その話題で、
一気に固まった雰囲気となりました。
(私が冗談を言って明るくしましたが・・・)

やはり人の口に扉はたてられませんね。
返信する
Unknown (ちるみ)
2015-03-23 13:45:37
一言言ったら、後は勝手に動き出します。
噂話みたいなもの、意地悪で行ってるわけじゃないですが。
それでも、自分が言っていないのに、回ってきて聞かされるのはうんざり。
私は、話の話題になることを、避けたい人ですので、言いませんね。
自分が、誰かの病気を聞いたら・・・・言っちゃいますよ。
だから、聞きたくない。
私は、付き合いがホントに少ないから、聞くことはないです。

子供の場合が特に!
娘ちゃんの気持ちにも影響しますものね。
ミケさん、優しい人は強い人ですよ。
あなたは、明るく優しく聡明な方です。
私の評価ね。(*^^)v
返信する
スッゴくよくわかります。 (すみきちです。)
2015-03-23 23:55:37
ミケさん、こんばんは~
優しい気持ちだけでなく、強い覚悟がないと、病気と向き合えない、
仰る通りだと思います。
小学生の母として、自分のことより、子供が傷つくことから守りたい、
その一心ですよね。
私は主人が単身赴任中で、子供を一日預かってもらったり、
送迎をお願いしたので、3人のママ友にだけは話ましたが、
あとはママ友、職場、一切話していません。
子供のために決断したこととはいえ、たまにはグチもいいたいときもあるし、孤独ですよね。
そんなとき、ミケさんのブログに出会い、つらいのは私だけじゃないんだ、
がんばっているママがいることを知り、ずいぶん勇気づけられました。
また、ブログを通じて知り合った皆さんや女子会で病気について話すことができ、私自身、ずいぶん助けられ、励まされてきました。
ミケさんのこの記事で、私のように勇気がもらえたガンママがきっといると思います(*^▽^*)
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