やさしい気持ちでー大腸がんを乗り切ろうー

2012年7月に大腸がん(ステージ3a)を宣告された40代です。3年生に進級しました!子どもはまだ中学生!頑張ります★

子どもの心のケアについて・その2

2015-03-30 09:54:59 | 大腸がん
前の記事の続き、その2です。
書き忘れたーということと、思いついたこともあったので。

よくよく考えてみると、
がん親自身が、頑張りすぎる傾向やストレスを外に出すのが
下手な部分があって、無理をしすぎて・・・
がんになってしまった面もなきにしもあらず。

だから、そのがん親の血を引く子ども達は
もともと頑張りすぎる傾向があってもおかしくありません。

そう思うと、やはり
頑張って何かを乗り越えるだけが一番の苦悩の乗り越え方
という風には身に着けて欲しくありません。

子ども達が無理をしている時、ストレスをためている時
子ども達は、言葉で言えない分、
身体で表してくれることもあるかもしれません。

小~高校の子ども達ならば、
朝起きれない、腹痛、吐き気・・・
そんな症状はストレスとしてよくあらわれるように思います。
内科・小児科にいっても中々よくならない、
それは、もしかして 心が疲れている訴えかも。

でも、親は自分の病気、配偶者の病気で一杯一杯、
やはり誰かにフォローしてもらえると助かります・・・ね。

私ががんになった時、
娘の担任は20代男性、ゲーム好きのオタク先生(笑)で、
ちょっと相談する気にはなれませんでした。
担任が難しい場合には、保健室の養護教諭の先生に
様子をみてもらうようお願いしてもよいかもしれないです。
見守ってもらえる目がたくさんあると、本当に有難い。

子どもが
お手伝いをがんばったり、親が喜ぶような言葉をたくさん
言う時も・・・・親は嬉しいけれども、少し注意な気もします。

親は正直嬉しいですね。その喜ぶ顔を見て、
子どもはまた頑張ってしまうのかも・・・・。

子どもは大人に気を遣う生き方しなくていいんだよ。
特に思春期は。

我が家の娘も、告知はしていないといえども、
私の手術・入院・その後のグダグダの抗がん剤治療の姿
を見ているので、
だから・・・・中学受験頑張ってくれたのだと思います。
彼女も何かに打ち込みたかったのかも。

ごめんね・・・。 そしてありがとう。

今は、娘の反抗期と娘の干物女状態(綾瀬はるかの)に
親子ケンカの日々です(^_^;)。

がん親をもつ子ども達に多くの幸がありますように。

今日は、私の母と私と娘の女3人で桜を見に行ってきます★

→ 桜観に行ってきました~。
  名古屋の桜の名所です(*^_^*)。







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がん母(父)をもつ子どもの心のケアについて

2015-03-29 21:44:53 | 大腸がん
私の生きる目的は、娘です。
ということで、ここのところ親心シリーズですみません(^_^;)。
術後2年半が経過し、これまで思っていたことをまとめています。

親ががんになった時、子ども達(ここでは高校生以下)は往々にして、
「いい子」で「頑張って」しまうように思います。

1つ前のママ友の記事に書いた「友達の間で親がガンだと広まってしまった」子
の姿を、私は我が子のことのように心配で見てきました。

彼女は娘と同じ小学6年生でした。
クラス別の合唱コンクールで指揮をやり、
児童会の役員にも立候補していました。笑顔で。

私が中学生の時、同級生に母親がガンの友達がいました。
彼女はいつも笑顔を絶やさず、誰とでも仲良くし、
彼女もまたクラス委員をしていました。
中学2年女子にしては珍しく他人の悪口を言わない子でした。
彼女の母親がガンということは、彼女の母親が
亡くなったことで知りました。
私が体験をした初めての同級生の親御さんのご葬儀でした。

この二人の笑顔と頑張りが私の中で重なります。

頑張ることも笑顔も悪いことではないけれども、
どこか泣いたり苦しさを吐きだす場所があるのかな・・。

私達大人でさえ、辛くて苦しくて、理解してもらえる場所が欲しくて
こうしてブログをしたりしているし、
「なんで私が」という言葉が喉元まででる瞬間も度々。

だから、子ども達も
「なんでママ(パパ)なの?」「なんでうちなの?」
ってぶつけたい時があるんじゃないかな。

そういう言葉が言える子は大丈夫かもしれない。
でも言われた親は正直苦しい・・・。
中にはその言葉が親を苦しめることを察して
言えない子たちも少なくないかもしれない。

子ども達の心のケア。
本来ならば親の仕事なのですが、
親も自分の病状の受け止めと治療に必死だし、
がんではない親のほうも、冷静に子どもの心を受け止めることは
難しいのかもしれません。

そんな時は、やはり親以外の大人に協力してもらってもよいかもしれません。
例えば、学校の担任の先生。
しかし、担任の先生の年齢等もあるでしょうし、
多くの学校の先生は「頑張らせることで自信をもたす」
対応をしてしまうような。→ 指揮や学級委員を勧める・・・。
頑張りで力を得る子もいるでしょうが、潰れてしまう子もいるかもしれません。
(だから、家で頑張っている分、
学校では無理をしないように見守って頂くことも一つかも)。


頑張る場所ではなく、
やはり、弱音を吐ける場所が子どもにも欲しいのです。
子どもには我慢をさせずたくさん泣かせてあげたい。
我儘を言わせてあげたい。

祖父母も冷静には難しいかもしれません。

私は、親の兄弟姉妹はよい居場所になるのではと思っています。
兄弟姉妹の性格やそれまでの関係もあるのでしょうが、
我が家の場合、娘に告知はしていませんが、
夫の弟夫婦、私の弟夫婦が娘を気遣ってくれました。

特に夫の弟(娘にとっての叔父さん)は、
上手に娘のイライラや不満を吐きださせ、
甘えさせてくれました。

がん本人の心のケアの場もまだまだ少ない状況ですが、
がん親をもつ子ども達の心のケアの場もなんとかならないかな~
と思う日々です。


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ママ友にカミングアウトする覚悟としない覚悟

2015-03-21 12:06:27 | 大腸がん
20日ぶりの更新みたいですね(^_^;)。
この間色々と考えることはあったのですが、
年度末の仕事の忙しさと、義父の前立腺がんの手術等等で
忙しく過ごしていました。

ある病院を受診した際に、
がんをどこまでママ友に伝えるかという冊子を見ました。
ママ友に伝えるか伝えないか、どこまで伝えるか、
ガンママにとってはかなり重要な問題ですね。

私は、ママ友には誰にも話をしていません。
それは、子どもに伝えないということを決めたため、
ママ友→ママ友の子→我が子 に伝わることを避けるために、
ママ友・学校母には一切話をしないということを
決めたのです。

ママ友に話をしない、それもそれなりの覚悟がいります。
とても仲のよい信頼できるママ友に話をしないということは、
本当に本当に申し訳なさを感じます。
一緒にモーニングやランチをした時に、
何度言ってしまおう・・と思ったかわかりません。
言ってしまったら、どれほど楽かと・・。
信頼しているからこそ、罪悪感を感じます。

言うのは簡単。でも口からでたら、後は私の関われない領域に
その話が広がる可能性があります。
広がっても仕方がないのです。

人は、重い話を聞いたら、ひとりで抱えることが辛いために、
誰かに言いたくなります。
それを止めることはできないし、たとえ広がったとしても
それを批判することはできません。

娘が小学6年生の時に、
私は、ある学校母ががんであることを
娘の口から聞きました。
「○ちゃんのママ、がんなんだって」。
私ですら詳細を知らない話を、
子どもの口から知らされたことに衝撃を覚えました。
娘は「クラスの女子は全員知っている」。

娘の話では、小学6年生の女子なので、
皆本人の前では話はしない、ということでした。

「ママとパパの生きる理由」でも、
同様のことが放映されていましたね。

ママ友・学校母に言わない覚悟。
それは友達を裏切っている思いを抱えつつ、
助けを求めることもせず、PTAなどにも変わらず参加する覚悟。
孤独を背負う覚悟。

そして、伝える覚悟。
それは、どのように伝わるのかわからないということを
知っておく覚悟。

体調・事情によっては、
周囲に理解をしてもらうことがどうしても必要なこと
もあります。助けてもらうしかないこともあります。

また、私たちは悪いことをしているわけではないし、
本来ならば隠すことでもない。

ただ、伝える時には、
何らかの覚悟は必要な気はします。

「やさしい気持ちで」というタイトルでブログを書いてきました。

今は、「やさしく強い気持ちで」という風に思っています。
強い気持ちがないと、がんとは向かい合っていけません。

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3月14日東京★大腸がんセミナーのご案内

2015-03-01 16:43:48 | 大腸がん

3月14日東京にて、ブルーリボン大腸がんセミナー が開催されるようです。
セミナーの後は、今回は映画ですね!
丸一日で大変そうですが、お金の話も聞けるようです。
詳細は、HPでご確認くださいね(*^_^*)。
(私も2年前に名古屋開催に参加しました!)



【1】2015年3月14日(土)東京 セミナー開催
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3月は国際的な大腸がんの啓発強化月間です。昨年月、大腸がんの検査・治療に使用
する機器など、さまざまなブース展示を行い好評だった東京開催。今年もさまざまな
ブースが出展いたします!
また、午後は、映画「ぼくたちの家族」の上映会を開催します。「ぼくたちの家族」
(妻夫木聡 原田美枝子 池松壮亮 長塚京三 黒川芽以 ユースケ・サンタマリア
 鶴見辰吾 板谷由夏 市川実日子)*当日、ゲスト出演はございません

◆プログラム◆(敬称略)
総合司会 フリーアナウンサー 中井美穂

10:00【開会挨拶】 NPO法人キャンサーネットジャパン 理事 小西敏郎

10:05【特別挨拶】「増え続ける大腸癌を克服するために」東京大学 医学部腫瘍外
科・血管外科 教授 渡邉聡明

10:15【体験談】「口腔癌治療医が進行大腸癌に罹って」金沢大学 名誉教授/城南歯
科医院 理事長 山本悦秀

10:30【講演1】「大腸がん/大腸ポリープの診断・検査の実際」東京医科歯科大学大
学院 応用腫瘍学講座 石黒めぐみ

11:00【講演2】「大腸がんの外科的治療とその後の生活」東京女子医科大学 第二外
科 板橋道朗

11:30【講演3】「大腸がんの薬物療法(抗がん剤・分子標的薬)」がん研有明病院 
消化器センター 消化器内科 篠崎英司

12:00【出展ブース紹介】
12:10【昼休憩】(65分)

13:20【映画上映】「ぼくたちの家族」(*ゲスト出演はございません)

15:30【パネルディスカッション】「がんになったらどうする?お金と情報のこと」

16:00【情報提供】「がん相談支援センター 活用のすすめ」

16:10【閉会挨拶】 

9:30~16:45【大腸がん関連団体ブース出展】直接見て!触って!大腸がんをよく知
りましょう。

更に、大腸がんの啓発カラーの「ブルー」を身に着けてご来場の方には、粗品をプレ
ゼント!!是非、お洋服や、帽子、めがね、イヤリングやピアスなど、大腸がんの啓
発カラー「ブルー」の何かを身に着けてご来場ください!!よろしければ当日、お写
真撮影にもご協力ください!

 ▼2015年3月14日(土)もっと知ってほしい大腸がんのこと2015in東京
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  詳細⇒ http://www.cancernet.jp/15864
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