やさしい気持ちでー大腸がんを乗り切ろうー

2012年7月に大腸がん(ステージ3a)を宣告された40代です。3年生に進級しました!子どもはまだ中学生!頑張ります★

リンチ症候群について

2020-02-09 10:22:31 | 検査結果
皆さん

大変ご無沙汰しております。
術後7年半を経過しました。

私が大腸がんになった当時は、
遺伝性の話などあまり話題にならない時代でした。
今医療の進歩とともに、遺伝性がんについての関心が深まり、
乳がん、卵巣がんのHBOCなどは皆さん知るところとなっています。

その中で、大腸がんになりやすいリンチ症候群という
遺伝性がんがあることを、私も知ることとなりました。

40代
結腸がん

この二つが当てはまった時点で、リンチ症候群の疑い。
(結腸がんに多いそうです)

大腸がんの10パーセント程度。
家族では、祖母が70代で大腸がんになったのみなので、
家族因は少なそう。
しかし、上記の2点でガイドラインに該当。

リンチ症候群だった場合に、この先子宮体癌になる確率が50%・・・

リンチ症候群について調べ、幸い臨床試験に参加している病院に
巡り合い、遺伝カウンセリングを受けた結果、
リンチ症候群の検査を受けました。

リンチ症候群であれば、子どももガンなりやすい(20代から内視鏡)、
また、自分の子宮予防摘出などを検討する ことが対応として
とれることとなります。
血液検査と手術した際の腫瘍の一部を取り寄せ検査しました。

私が大腸がんになったのは、遺伝性という運命だったのか・・・
と思いながら、ほぼ間違いないだろうと思って結果を待つ日々。

結果、リンチ症候群ではありませんでした。
他のメインとなる遺伝性も調べ、そちらも陰性でした。

リンチ症候群の大腸がんは予後はよいらしい。
またリンチ症候群の場合、キイトルーダが使用できるなども
学ぶことができました。

遺伝性かどうか・・・
知ったほうがよいか知らないほうがよいかは
難しいところですが、
もし知ることで次の世代や自分のがんを予防できるのであれば、
知ることも一つ・・・・。
しかし、当時医療関係者は誰もそんな可能性を教えてくれなかったし、
大腸がん関係の本にも載っていなかった。
少し時代が変わってきたのだと思います。
不安な情報かもしれませんが、患者が必要なことを知っていることは
大事なことだと思います。

胃カメラは毎年受けていますが、大腸カメラはさぼっていました。
リンチ症候群ならば、経過観察後も毎年受けないといけなかったみたいです・・。
この春には大腸カメラを久々にしようと思っています。