令和元年11月、私は、沖縄を訪れていました。
青い空と海、まぶしい太陽、南国の風、美しい赤レンガ、今なお息づく琉球王国時代の文化・・・
すっかり心を動かされた旅でした。
しかしながら、訪れる1週間前に火災した世界遺産首里城は、まだ焼け跡の匂いが残っていて、被害の大きさを実感し、
案内して頂いた糸満出身の観光タクシーさんのお顔は沈んで寂しそうでした。
沖縄戦の時は、生まれて僅か2ヶ月、母親と一緒に北の方に逃げたのだそうです。
首里城は、沖縄の方々の心のよりどころであるということをつくづく思いました。
紅茶も日本茶も中国茶も同じ木から作られます。
お茶の木の原産地は、現在の学説では,中国大陸の西南部、雲南省を中心とする広い地域である
とする説が有力とされています。陸路海路をへてお茶は世界に広まり、
沖縄には台湾を経由して伝わったようです。
先程の観光タクシーさんは、小さい頃から、さんぴん茶を飲んでいるとおっしゃっていました。
さんぴん茶は、緑茶にジャスミンの香りを付けたお茶です。
それにしても、古代人はすでに島伝いに北海道にも行ったようです。
琉球王国は、中国や東南アジアの国々と、海の道を想像以上に気軽に利用し、発展したと考えられています。
利休の生まれ育った自由国際都市 堺は、海を介してお茶の入手は容易でしたことでしょう。
そして、"わびさび"の「茶の湯の文化」が発展し、偉大な芸術家「利休」が誕生。
「日本の茶道」のすばらしさを思います。
いっぷくのお茶の精神性や思いやり・・・
「おもてなしの心」の大切さ。
夏の私の誕生日は、息子の家におよばれをしました。心のこもったお嫁さんの料理は、とても美味しく、
孫達からのメッセージカードには、 「おばあちゃんの紅茶は世界一おいしいよ」
と書いてありました。
私、来年も仕事を、がんばれそうです。
一杯の紅茶から広がる幸せ~
今年もブログを、御覧いただきありがとうございました。
どうぞ、良いお歳をお迎えくださいませ。
BLACKTEA(株) 2019/12/30