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トニカクカワイイ 第277話 『復活の日』 感想: 蓬莱は、輝夜復活を目指す血液型ナノマシンだった!

2024-06-21 10:54:35 | トニカクカワイイ
近づく、真祖・輝夜の復活の日! 

マジで物語の終幕が近づきつつあるのかな?

だって、いきなり、この作品で最もハードな話題、「蓬莱」が久しぶりに登場w

蓬莱がちゃんと説明されたのは、見返してみると、多分、205話だったかな。

で、

蓬莱の中身が、実施的に、オリジナル輝夜の血、となると、これ、輝夜の血が、一種のナノマシンで、いつかは、オリジナル輝夜の復活を目指すプログラムということになる。

そのため、輝夜の血を取り込んだ人間は、いわばその輝夜血液ナノマシンの「寄生宿主」となる。

この、宿主=人間と、寄生体=輝夜の血液、のあいだで相互依存の永久存在のプログラムが実行される。

輝夜血液ナノマシンは、将来的にオリジナル輝夜が復活するための確率を上げるためにも、より多くの「寄生体」があった方が合理的と考えるだろうから、その血を分け与えられた人物もまた、新たな「宿主」認定され、輝夜血液ナノマシンによって、強制的に、その宿主の身体の保全に努める、ということかな?

ていうか、これ、ほとんど、吸血鬼の真祖と眷属の話みたいねw

要するに、

輝夜 → 第一真祖
司 → 第一真祖の第一眷属
司が血を分け与えた人物 → 第二眷属とか、第三眷属とか、・・・・

で、司は、第一眷属として、消去されてはならない、だから、ほぼ永遠に生きながらえされてきた。

完全無欠のバックアップとして。

つまり、司は、無目的にただ不老不死の存在になったわけではない。

輝夜血液ナノマシンを、未来永劫存在させるためのホスト=宿主として、生存させられてきた。

それなら納得がいく。

真正バックアップたる第一眷属は司ひとりになってしまったけど、もともと輝夜の意図としては、帝、ジジ、ババ、の3人がそれを担うはずだった。

3人も第一眷属がいれば、きっと吸血鬼王朝も盤石だったことだろうw

でも、実際は司一人。

だとすれば、ゼッタイ、司を失うわけにはいかない。

前にも書いたように、多分、輝夜のババの子の「八葉」というのが、何らかの意味で、きっと、輝夜の身体情報を引き継いでいるんじゃないのかな、と思ったり。

その意味で、ババは、単なる代理母、人工子宮がない時代だから、代わりに、オリジナル輝夜の情報を担った受精卵を生育させるための「母体」として身近で信頼の置けたババが選ばれたのじゃないかな?

で、そうなると、今後は、1400年のあいだ、司が血を分け与え氏から救った人の子孫が、いわば第2世代、第3世代の眷属として登場して、結集して、ナサくんのいうとおり、オリジナルの輝夜の「復旧」を行っていくことになるのだろうな。

まぁ、どうやら、今回の終盤の描き方からすると、御伽女子に集まった子たちが、どうやらその眷属たちの末裔みたいだけどw

ただ、この理屈だと、ナサくんも千歳もひまりも、眷属のひとりってことになるのだけど。

そうなると、よくある「血の騒乱事件!」みたいな、血液に呼び寄せられて!!!みたいな展開があったりするのかな?

あ、でも、すでに集結しているから、むしろ、血は呼びかけ合っている、ということなのかな?

しかし、なんか、一気にマジなSFになってきて、さすがに今回はちょっと戸惑ったw

だって、いきなりナサくんがまた、蓬莱の話をするんだもの。

問題は、輝夜血液ナノマシンの動作目標である「輝夜の復旧・復活」がなされたら、もうそれ以上、宿主の不老不死を実行しないかどうか、ということかな。

まぁ、バックアップの意味を考えたら、本体が大丈夫だと思われたときこそバックアップが背後で機能しなくてはならないはずだから、引き続き、不老不死プログラムを発動し続けそうな気もするけど。

さて、どうなるかなぁ。。。
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