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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

【推しの子】 第2期 第20話 『夢』 感想:アクアの感情演技を秘密裏にアシストするあかねのほうがすごくない?

2024-08-29 12:03:45 | 推しの子
ようやくたどり着いた『東京ブレイド』の終幕。

にしても、最後のアクアの感情演技、ちょっとわかりにくかったね。

前回も触れたけど、舞台描写に尺を使った分、アクアの感情演技の過酷さや、その対処に苦労する部分の密度が欠けてしまって、なにをしているのか、わかりにくくなってしまった。

全体として「間延び」した印象があるのは否めない。

東京ブレイドの舞台はあくまでも背景で、主題は、アクアの心を蝕むアイの死と、それに対して復讐心を抱き続ける「吾郎」の亡霊の提示だったはずなのだけど。

だから、舞台に尺を回せば回すほど、吾郎の亡霊が登場するのも唐突に見えるし、結果、吾郎がアイの復讐に執着している理由も伝わりにくい。

ていうか、あの無駄に時代劇風な東京ブレイドのBGMがなんとなくずっと鳴っている気がして、集中もできなかった。

あー、あと、アクアが子どもの頃のCVがルーデウスの人と同じで、そこで実は結構萎えたwことも記しておく。


それでも、あかね演じるさやひめが蘇るところの演出は悪くなかった。

ていうか、あの場面、あかねも、またアイのモードに入って、その分、アクアの感情を引き出していた、ってことだよね。

むしろ、そのあかねのアシストのほうがビックリだよ。

でも、それも、あかねがアイとアクアの関係に気づいたからこそ、できた仕掛けだよね。

そこはわかりやすかったのは良かった。

その分、周りのあかねに対する評価もあがってるし。

ていうか、あかねが負けたと思っていたかなの方が、さいごのあかねの演技の出来に嫉妬しているという構図w

役者バカだねぇ、どいつもこいつも。
で、最後にやっと明かされた、アクアと姫島が異母兄弟という設定。

これ、原作で見たときは、さすがに、え?って思ったけど。

でも、アクアと姫島が似ている、ってことに気づいていた金田一というおっさんも、さすがは演出家、人間観察、半端ない、って思ったよ。

ということで、次回から、いよいよアクアの父を探し当てる話が始まる。

・・・と思ってたら、次回、なんと総集編。

うーん、やっぱり『東京ブレイド』、舞台描写に尺、使いすぎでしょ。

普通にやってれば、前回で終わってたと思うよ。

単純にこれ、構成ミスだよね・・・って思ってたら、どうやら『東京ブレイド』の舞台をリアル興行としてやるらしい。

要するに、大人の事情からの尺延ばしだったわけだね。。。
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