雑記帳(新居)

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「負け勝ち」だったかもしれないキューバ戦

2012-05-26 13:30:00 | バレーボール
日本にとっては、昨日のキューバ戦は実は「負け勝ち」(もちろん、負けたわけではないが、勝ち点1を落とした意味)かもしれない。

もし日本が3-0か3-1でキューバに勝っていたら、ロシアの五輪出場は確定しなかった。その場合は、韓国またはタイの片方、日本、セルビアが勝ち点15に到達しうるからだ。
当然ロシアは全力で日本と戦うことになる。

しかし、日本がキューバ戦で勝ち点1を落としたことで、日本とセルビアの片方しか勝ち点15に到達し得なくなり、すなわち、ロシアの五輪出場は確定した。
これでロシアはメンバーを落とすかもしれない。仮にメンバーを落とさないとしても、集中力とかメンタルな部分は五輪出場が決まっているといないとでは全く違うだろう。キューバ戦で勝ち点1を落としたことによって、最難関であろうロシア戦にむしろ有利な状況で戦えるようになったわけだ。

日韓戦のヨンギョンはすごかった。すごかったとしか言いようがない。
12年前のバーバラの活躍が当然のように思い出された。12年前の女子バレー世界最終予選、8チーム総当たり第6戦の日本対クロアチア戦で、日本は2セットを先取しながら、イエリッチの猛打(と、少し目先を変えた、セッターの好トスワークなど)でその後3セットを失い逆転負け、五輪出場をほぼ断たれた。12年前と違うのは、今回は日韓戦に負けたからといって、日本の五輪出場が直ちには危うくならなかったのだが。