使えるものを買い換えたり、食べ残したものを破棄したりするだけが
勿体無いのではない
日本の固有の文化、技術を見向きもしないで
外国から来た新しいものだけを有難がっている
そんな姿は本当に考えものだ
なにも国粋主義に走ろうとしているのではない
新しいものは確かに人間の英知の結集を具現化して
それはそれで価値有るものだ
しかし、古いもの、特に文化、技術、工夫は
同様に人間たちの努力の跡がしっかり見えて
それは今でも通用しそうなところもしっかり存在する
昨日の土曜日
大阪の緑地公園の日本民家集落博物館に行ってきた
いわゆる古民家が10戸ほど展示されているのだが
そこで使われている伝統構法建築の素晴らしさ
そして伝統資材の現実的な効能(涼しい家づくり)
これらは忘れ去られるには本当にもったいない
フランスなら自国の文化を守るために多少の無理をしても
残そうとするのに、日本はただ過去のものになってしまうだけ
形あるものはいいけれど
技術の伝承などは教える人がいなくなったら
それで途絶えてしまう
なにか少し腹立たしくなってきた
何が悪いのか?
古いからいいのではない
古くてもいいものは良い
ただ単純にそう思うだけ
だからこそ古いものも残さなくては
もったいない