パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

もったいない!

2011年08月07日 21時12分50秒 | Weblog

使えるものを買い換えたり、食べ残したものを破棄したりするだけが

勿体無いのではない

日本の固有の文化、技術を見向きもしないで

外国から来た新しいものだけを有難がっている

そんな姿は本当に考えものだ

 

なにも国粋主義に走ろうとしているのではない

新しいものは確かに人間の英知の結集を具現化して

それはそれで価値有るものだ

しかし、古いもの、特に文化、技術、工夫は

同様に人間たちの努力の跡がしっかり見えて

それは今でも通用しそうなところもしっかり存在する

 

昨日の土曜日

大阪の緑地公園の日本民家集落博物館に行ってきた

 

いわゆる古民家が10戸ほど展示されているのだが

そこで使われている伝統構法建築の素晴らしさ

そして伝統資材の現実的な効能(涼しい家づくり)

これらは忘れ去られるには本当にもったいない

 

フランスなら自国の文化を守るために多少の無理をしても

残そうとするのに、日本はただ過去のものになってしまうだけ

 

形あるものはいいけれど

技術の伝承などは教える人がいなくなったら

それで途絶えてしまう

 

なにか少し腹立たしくなってきた

何が悪いのか?

 

古いからいいのではない

古くてもいいものは良い

ただ単純にそう思うだけ

だからこそ古いものも残さなくては

もったいない

 

 

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