パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

実感したのは原曲の素晴らしさ(ビートルズのジャズピアノ演奏)

2023年05月16日 08時56分51秒 | 音楽

久しぶりにCDを購入した
ジャズピアニストのブラッド・メルドーのアルバムで
ビートルズの楽曲をジャズの演奏をしたものだ


レコードでも販売されているようだが、価格がCDよりだいぶ高価なようだ
購入してから気づいたのは失敗だったかもしれない

ブラッド・メルドーは以前ソロピアノのアルバムに「ブラックバード」
「アンド・アイ・ラブ・ハー」「ジャンク」などの
ポール・マッカトニーの作品を演奏したものがあって
それがとても詩的で良かったので、今回の購入となった

CDでもレコードで対面するように真面目に聴いた
なかなか良い!
それは一番先に浮かんだこと
そして、つくづく感じたのがビートルズの原曲の素晴らしさ
ほとんどの演奏は冒頭部分はシンプルなテーマの提示となっているが
これが、知っているからかどうかはわからないが、とても心地よい
次第にジャズ風にアレンジされていくのだが、
どこにオリジナルの曲の姿が見えるのか、、と思いながら聴くのは楽しい

実は、先日ネットで若者のこんな意見(質問)を目にした
「ビートルズの音楽はダサいのに、なぜ今も注目されているのですか?」

びっくりしたのは「ビートルズの音楽はダサい」という前提(断言)で
自分は、現代の音楽のほうが幼稚で深みがないと思えているので
とても違和感をもったのだった

しかし、時代的な背景とか空気というのは
こうした感覚の違いを生むのかもしれない

現代人なら心かきむしられるようなバーバーの「弦楽のためのアダージョ」とか
マーラーの5番の第4楽章のアダージェットを
仮にバロック時代の人々に聞かせたらどんな感情を持つだろうか?
と想像してしまった

こんな曲は良くない!
理解できないと言うよりは感覚的に合わない!
と断言されてしまうかもしれない

つまりはその時代の人々の感覚とか思考等で受け取り方は変わりそうだということ
だが、時代を経て古典(スタンダード)として残っているものは
(一旦は選別のフィルターを抜けて)作品自体にやはり何がしらのパワーが
あるものだと思われる

と屁理屈を捏ねているが、ビートルズの曲は良いなあと再確認したということ
ところで、このアルバムに収録されているのは

01. アイ・アム・ザ・ウォルラス / I Am The Walrus
02. ユア・マザー・シュッド・ノウ / Your Mother Should Know
03. アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア / I Saw Her Standing There
04. フォー・ノー・ワン / For No One
05. ベイビーズ・イン・ブラック / Baby's In Black
06. シー・セッド・シー・セッド / She Said, She Said
07. ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア / Here, There And Everywhere
08. 恋をするなら / If I Needed Someone
09. マックスウェルズ・シルヴァー・ハンマー / Maxwell's Silver Hammer
10. ゴールデン・スランバー / Golden Slumbers
11. 恋することのもどかしさ / Maybe I’m Amazed (日本のみボーナストラック)
12. 火星の生活 / Life On Mars?

アンコール・ピースみたいに長くなくて気軽に楽しめる
いい買い物だったかもしれない

※最後の曲はデヴィッド・ボウイの曲らしい


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