パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

正確なキックに高評価を!

2006年05月21日 20時28分34秒 | Weblog
今日は久しぶりに天気もよくなってサッカーの練習ができた。
近くのチームの練習場に行って、
そこで子供たちの大好きなゲームを行ったわけなのだが
試合をするたびに感じるのは基本的な技術の正確さだ。

強いチームと戦うと、チーム戦術がどうのこうの言う前に
トラップが次の展開を考えた位置にできているかとか
パスが味方の利き足に向かって正確に
適切なスピードで出されているかとか
きちんとしたキックができているかとかが
明らかに差があるのを感じてしまう。

ここで困ってしまうのは
こうした反復、繰り返しを要する練習を
子供たちはすぐに退屈に思ってしまうことだ。

もしかして、大人たちも退屈してしまうかもしれない
大人たちは、どうもそんなことより
数的有利の作り方、
効率的な守り方、
サイドを使った攻撃の仕方等
理屈で分ることを教えたがるようだ。

最近思うことはうまい選手についての考え方だ。

ドリブルがうまかったり、
トリッキーなプレイをしたり、
つなぎのパスがうまかったり
人を使うのがうまかったりするのが
うまいと言われているようだが
それでは肝心なことが抜けているように思えてならない。
正確なキックという点だ。

今年の高校サッカー
個人技の野洲といわれたが
決勝戦を見る限り残念に思ってしまったのは
ラストパスの精度がひどく悪かったことだ
クロス(センタリング)は何本きわどいところに飛んだのだろう

つまり、正確なキックができるということは
当たり前だがとても大事なことだ
中村俊輔がうまいのは、フェイント、ボールコントロール
というよりは正確なキックにあるだろう。
ベッカムだってそうだ。

しかし。やっぱり困るな。
どうやって子供たちに正確なキックを飽きずに
反復練習させることができるか
思いつかない

要は本人が気づくしか手はないないのだろうが
それでも、大人たちが正確なキックができている
ということに評価を高くしていけば
褒められるのが大好きな子供たちは努力するだろう。
いや、やっぱり甘いかな?
子供たちは自分の好きなことだけしたいのだろうか?

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