パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

ブルックナーの音楽と風景

2014年08月25日 20時25分54秒 | 徒然なるままに
作曲家が生活したその場所に立ってみる
同じ景色を見てみる
同じ空気を吸ってみる
そんなことで何かしらより深い理解をしたような
気分になれることがある

昨年はブルックナーがオルガニストを勤めた聖フローリアン修道院は行ったものの
丁寧な見学はしなくて、結局ブルックナーオルガンの下の
文字があるところも、また見ものの図書館にも行かなかった

しかし、それで不満足かといえばそうでもない
修道院から少しでたところのレストランみたいなところで
ビールを飲みながらぼんやりとその地区の自然を、風を、
空気に身を任せたとき、教会内よりもむしろオーストリアの自然に
ブルックナーは育てられたのだと思ったりした

この風景を見ながらバスの時間までビールを飲んだ

そして昨日、2番の交響曲の2楽章を朝比奈、ヨッフム、アイヒホルンで
聴き比べをしてみた
2番は結構好きな曲、3番、4番よりも好きかもしれない
ところで風景と音楽の関係
昨日聴いていた時不意に雨のあのフローリアン修道院周辺の景色が
頭に浮かんだ気がした

バス停近くの建物 何故か記憶に残っている
雨に濡れるこの建物のイメージ、、一体何故なんだろう

ブルックナーは誰にも文句を言われなかったら
どんな曲を作り続けたのだろう
8番の初稿の演奏を聴いた時の印象は
「これもあり!」

ブルックナーは多分ロマン主義者よりはもっと自然児だったに違いない
自分が好きなのは実はその点なのかもしれない


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