パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

スペインに勝利、決勝トーナメントに

2022年12月02日 09時29分38秒 | サッカー

日本、スペインに2−1で逆転勝利してグループE組突破

正直なところ、よくて引き分け
結局はドイツがコスタリカに大量得点で勝利して
日本は残念ながら敗退する、、、と予想していた

スペイン対ドイツの試合を見て、あのドイツに対しても
ポゼッション率はスペインが圧倒的で
この試合では日本は耐えていても
最後は心が折れてしまうのではないか、、と不安だった

いつも試合をして(見て)実感することは基礎の技術の違いとか
自分たちに不足していることなのだが
前半の一本目のシュートに繋がるパスも
決められてしまったクロスも正確なもので
日本のアバウトなパスとはだいぶ違う
スペインは競り合いの中でもボールは取られず味方にパスが繋がる
どうして彼らはそれが出来るのか?
と日々の練習とかハイレベルの戦いの中で身につけたスキルの高さに
脱帽するばかりだった

だが心は折れなかった
押されっぱなしになるのは承知していたし
ドイツ戦でそれを経験していたので
それが一種の慣れを生んでいたのかもしれない

前半はなかなか攻めることができなかった
伊東も最初のシュート以後は活躍する機会がなかった
久保も今回はそんなに悪くなかった
彼は途中で自発的に真ん中に位置して
ボールをつなぐ役割を選択したことがあったが
これは良い判断だったと思われた

またもやドラマは後半、しかも交代の堂安から始まった
堂安の右サイドからのミドルシュートは素晴らしかった
ブンデスリーガの試合でも彼はあの位置から決めている
インタビューでも言ってたが、あの位置は得意のゾーンのようだ
だが、決めるのと惜しいのとは大違い
この一点で勢いはすっかり変わって、2点目の決勝点に繋がる
三苫はよくゴールラインすれすれのところをよく返した
そして田中はよく走り込んだ

スペイン(ベンチ)は他会場で行われているドイツ対コスタリカの試合の経過を
どのくらい知っていたのだろうか?
スペインの想像しそうなことはドイツはコスタリカに勝つだろう、、ということ
スペインが逆転されて負けても、ドイツが勝っても
コスタリカ戦の大勝があるのでドイツには得失点差で
グループ突破は出来ると計算したのではないだろうか
絶対に負けられないのは日本だった

技術とかフィジカルの違いとか、そうしたものの違いを
気持ちでどのくらいカバーできるか、、
というのがこうした大会で考えさせられること

大半の面で日本はスペインに劣っていたと思う
だが気持ちは折れなかったし、集中もできていた
だが、それが勝利のポイントだったと結論づけると
精神論で何事もクリアできるとなりそうなので
過度に評価するのはよくないと思う

こういう大会はラッキーボーイが出ると勢いにのる
日本は途中出場の堂安かもしれない

それにしてもドイツ戦で歓喜が一気に広がったと思えば
それがコスタリカ戦でどん底に落ちたり
そしてスペイン戦でまた大喜びしたりで
この数日間で日本中の感情は極端に振れている

この振幅の大きさを考えると
サッカーはキング・オブ・スポーツだなと実感する




コメント
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