京都というのは不思議な街だ。
何気なく歩いていると、面白い看板に出会う。
「空あり 和泉式部駐車場」と書かれている。
何となく心が魅かれるではないか。
まるで和泉式部の子孫が経営している感がある。
和泉式部は、紫式部と同時代の女流作家であり、歌人でもある。
暇で時間が空いているのなら、ここに留まってみたくなる。
グーグルで調べてみると、この地は太秦和泉式部町というらしい。
紫式部に言わせると、和泉式部は相当に男癖が悪かったようだ。
思うに、平安時代の女性は、今の時代よりはるかに奔放だったのではないのか。
だからこそ、彼女らの創作活動は機知と情念にあふれている。
そう言えば、大津にある石山寺で、紫式部は源氏物語の構想を練ったらしい。
京都から大津へ。
新緑の美しいこの地を、ぜひ訪れて欲しいものだ。
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